投稿記事の内容から自動で Amazon の広告を表示する

2012年05月31日18:25

過去に作った、自分の書いたブログ記事の内容から、関連した商品広告(売れる確率の高そうな商品広告)を表示するプログラムの仕組みを公開。このブログのそれぞれの個別記事のページ下部に表示されている部分になります。



# ちなみにエラーになると強制終了するようにしているので、何も表示されなくなります

これはお金儲けたい! お金欲しい! しかもあんまり面倒くさくなく且つ最適化された方法で!
・・・という発想から作ることにしました。もうクリエイティブでもなんでもないですね。

  続きを読む

地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている玩具

2012年05月30日18:13

科学を利用したオモチャ、「ラブメーター」というグッズを購入。
科学館のお土産屋さんで購入しました。



オレンジ色が欲しかったのですが、在庫がないようなのでブルーを購入。
ガラス管はハート型をしています。カップル用のストローみたいで、すごく嫌味ったらしいですね。



薄いガラスで触るのも怖いのですが、放送状態もかなり危険です。
持ち帰るのにもビクビクしました。



っていうか、こんな薄いガラスで作る技術があるなら、もうちょっとリスク対策してほしい。
テテルのタッチパネル用ガラスを見習ってほしいものだ。プンスカ。



液体の入ったガラス容器の下部分を握ると・・・。
  ↓↓↓



不思議なことに、中の水が上にさかのぼって、上部に溜まるというものです。
手品グッズみたいで、見てると、すごい不思議。



種明かしをすると、手品でも超能力でも恋の魔法でもなく、科学技術の応用したアイテムとのこと。
ガラス管の中のこの液体は、非常に沸点が低く、人の体温で沸騰し、その蒸気圧で上部に移動するようです。
中に入ってるのは「エーテル」とのこと。

エーテル (化学) - Wikipedia

エーテルといえば、古来天界の宇宙を構成する不思議物質として考えられていたものが頭に浮かぶのですが、実際に存在する液体だとは。

エーテル (神学) - Wikipedia

溶媒としてのジエチルエーテルを単にエーテルということも多い。ジエチルエーテルが発見された際に、その高い揮発性を「地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている」と解釈されたことから、古来天界の物質として考えられていたエーテルの名を援用して名付けられた。


「平和鳥」というガラスの鳥でコップの水を飲むのを永遠に繰り返すオモチャもありますが、同じ「熱機関」の仕組みを利用しているそうです。

こういう科学玩具って、なんだかワクワクしますね。

 

  

ランキングブログパーツ

2012年05月30日01:06



過去に作った、はまぞう(HamaZo)内で自分のブログの現在ランキングを表示するブログパーツの仕組みを公開。このブログの右上に表示されているブログパーツになります。現在「番外」と表示されているやつです。

このブログパーツは、僕が2番目に書いたスクリプトですね。
ちなみに、一番最初にプログラム覚えて書いた最初の1番目は、オレンジ色のRSSリーダーです。

このブログパーツは、はまぞうのブログランキングを取得して、単純に表示させているだけです!

でも「ブログランキングを取得する」というところがミソになりますね。

普通にやると、データベースから取得するというやり方でお手軽簡単に書くらしいのですが、僕は社内でプログラム組んでるわけではないので、そんなことしません。
あくまで社外の1人、誰でもできるやり方で作りました。

本当に「車輪の再発明」とか馬鹿の象徴ですね。

  続きを読む

ボンザリーノ

2012年05月28日23:13

凡猿グループが新都田に出した新しいお店「ボンザリーノ(BONZARINO)」に行ってきました。

すでに人気のお店でなかなか入れない、というようなことを友人に聞いていたので、あらかじめ電話にて予約。電話番号わからなかったけど(笑)。WEB の力でなんとかなりました。

電話では、親切に予約内容を聞いてくれました。
あと、飲酒するかの確認。裏側に駐車場があることも、この時に教えてもらいました。
場所は、都田総合公園横、カインズモールの道を挟んだ正面になります。住宅地の中です。
駐車場は数台分ありましたが、1台空いているだけでした。かなり賑わってますね。

  続きを読む

レスポンシブWEBデザイン つくってみた。

2012年05月25日03:57



なんだか急に周りで熱が高まっているのか、「レスポンシブ WEB デザインにして!」という声をよく聞くため、欲しがってる人を羨ましがらせるために、自分のためだけに作ってみました。
このブログのテンプレートでやってみました。
(ブラウザの横幅を変更すると、いろいろ変わります)

結構「難しい」という声を聞いていたので時間があるときにやろうかな、というぐらいだったのですが、仕組みを理解してしまえば、結構簡単でした。
でも技術的にはできたけど、各メディアに最適化するのは大変かな・・・。

レスポンシブにするメリットというのは、各メディア端末向けにたくさんのファイル(テンプレート)を作らなくてよいところだと思います。
あれ? 制作者目線だな・・・。

作ってみて改めて思ったことですが、もう少し概念を固めないといけない技術だな、と。
例えば、携帯で使われる画像、PCで使われる画像、表示するファイルは同じもので良いでしょうか?
1ファイルで全ての端末に対応する必要はないかもしれないですが、携帯環境などには特に負荷がかかりすぎるかな、と感じました。僕なら携帯版だけは別 html ファイルにしたいかな。掲載する写真画像も PC 版とは別のものにしたいし。

流行だから、と飛びつくのではなく、いかにこの完結されてない中途半端で未完成な技術を使って、WEBという技術に向き合っていくかが問われる感じ。


数年前、テーブルレイアウトから css レイアウトになった時に、スタイルシート関連が大流行しました。
不思議なのは、その時にリキッドレイアウトが今まで全く見向きもされないできたということで、今でもほとんどのサイトが横幅が固定されているフィックスドレイアウトになっています。

紙媒体などは文字の大きさやレイアウト、改行の位置まで決めてしまうことで美しい体裁を保つことができるのですが、WEBの場合は様々な環境下で閲覧されるために、インタラクティブな要素も必要になります。
閲覧者の好みに合わせてデザインの変更ができるリキッドレイアウトは、WEBデザインをWEBデザインという概念にたらしめる「WEBのためのデザイン」でした。

紙上から解き放たれたはずのWEBデザインは、しかし紙の歴史によって作られた美的概念からは逃れられず、紙のように固定されたデザインのまま。

実際にはリキッドレイアウトは「使いにくい」という声が多かったみたいです。
僕もこのブログをリキッドレイアウトに無理矢理してましたが、正直バランス難しかった。

最近デザインの世界では「グリッドレイアウト」の概念が急浮上してるみたいですが、ミニマルデザイン、メトロUI の高評価なんかの影響があるかもですね。
僕はグリッドデザインというと、なぜかグーテンベルグを思い出すのですが。なんでだろ。同時期に習ったんかな。

それにしても、WEBの世界は、本当にいろんな技術がでてきて面白いです。
まだ未成熟な分野も多いので、自分なりの答えを出しつつ、喜ばれるものを作りたいですね。
 

  

花峰庵 高山 ─ 第三の海老フライ

2012年05月24日18:01

誕生日のお祝いに掛川にある「花峰庵 高山(たかやま)」をご馳走してもらいました。
【馳走】
主人みずから走りまわること。転じて本当の心のこもったおもてなし
(パンフレットより)

お店は「おもてなし」をテーマにしているそうですが、友人いわく、食器もかわいく丁寧で気さくで美味しい店、なのだそうです。



外見はこんなふうに普通の一軒家ですが、お昼にランチを食べたという飲食店経営の人からは「美味しい」と聞いていたので、かなり楽しみにしていました。

  続きを読む

iPod touch ホワイトカラー(第4世代)

2012年05月23日11:39



自分への誕生日プレゼントに、iPod touch を購入しました。

そういえば昨年は何を買ったんだっけ? と1年前のブログ記事を探してみたら、iPad2 を購入してました。
(過去記事:ぼくのかんがえた、さいこうの iPad2
Apple 信者でも無いのに偶然ってこわい。っていうか、Apple は1年も経たずに新製品出してるのね。

元々、自分の中のスマホ率をあげるためと、今後のサイト制作のために iPhone の検証機も欲しいなーと思って買ったわけですが、なんかちょっと待ったら新型が出そうな雰囲気もあるので、一番安いモデルを選択。色は新色の白にしました。



ふだんなら「銘入れ」サービスのために Apple のサイトから購入するのですが、今回は安いのでいいや、と思って Amazon で購入。
ちょっとびっくりしたのですが、プラケースに紙がまかれた状態で送られてきました。iPnone のような厚い化粧箱に入ってくるのとは違うのね。



iPad しか持ったことないからか、「本当に iPad を小さくしただけだなー」とか思ったり。



相変わらず、シンプルな操作説明書と、イヤホンと USBコードだけ。



ところどころシールをはがして、本体を引きずり出す。



保護フィルムには、僕がこの業界でイチオシのマイクロソリューション製の「PRO GUARD AF for iPod touch 4G / PGAF-IPT4-R」を購入。





今回も、ズレなく気泡もなく、美しく貼れた。
僕の持つ才能は「フィルムを美しく貼るスキル」ですね(厨二病)。



ケースは「Acase Ultra slim ハードケース for iPod Touch」。
薄くて 0.7mm なのだそうです。



柔らかく、しっとりした手触りのカバーなのですが、ツルツルで手から滑り落ちやすいわけでもなくシリコンのようなもちもちでポケットに入れる時に服にひっかかるわけでもないので、使いまわす人なら結構いいかも。
薄すぎるので傷からは守られるのですが、衝撃には弱そう。
ラバーの質感なのに透明度を持った素材なので、背面のリンゴマークが見えます。
カバー下部にロゴマークが追加される感じ。



このカバーには保護フィルムが付いてくるのですが、粗悪品と酷評されていたのでスルー。



実はケースはもう1個買いました。シリコンのもの。
iPod Touch 4 Silicone Case(Orange )
オレンジだったので・・・。
他にオレンジのケース見当たらなかった。でも出番は無さそうです。



こちらは NIKE+ との連携用に購入したアームバンド。
XtremeMac iPhone 4S/4/3G/3GS/iPod touch用 スタイリッシュ アームバンド Sportwrapシリーズ IPP-SWP-13J
オレンジだったので・・・。
素材が合皮みたいだけど、スポーツ用品で皮ってアリなんだろか。



アームバンドに入れた時の汗染みや、雨降り時のランニング中に iPod を守るために「ラスタバナナ スマートフォン 防水ケース RB9CQ01 」も購入。
旭化成のジップロックみたいなもんです。


■今回購入したもの
     

その他、車運転中に充電できたりできるように、USBケーブルを購入。
アタッチメントを付け替えていろんな端末に対応できる商品が多いのですが、部品が細かくて無くすことも多いのが気に入らないので、全部ひとまとめになっているものを購入。



複数の端末をつなげて充電などはできないというか「危険」だそうです。リスクかければ可能ってことでしょうか・・・。





スマホ用だけ、連結して使用する。



クチコミを見ると、品質はあんまり良くなくて耐久性が悪いそうです。
コードの根元が引きちぎれやすいとか。
気を付けて扱っていこうと思います。前情報感謝。



そしてなんだかよく分からないけど、「家入カナ」も購入。
若すぎて、歌詞に全然共感できない。。。

 

 

  

クレーの絵本

2012年05月22日21:07



「クレーの絵本」を買いました。
これは、クレーの絵に谷川俊太郎が詩をつけた本になります。


パウル・クレーは「忘れっぽい天使」の画が有名ですが、僕もバウハウス展(過去記事:バウハウス・デッサウ展)で見るまではあんまり好きでもなかったんですけど。
なんだか立て続けに観る機会があったことで気になってしまい、購入したという経緯。

パウル・クレー - Wikipedia

谷川俊太郎 - Wikipedia

クレーの絵には圧倒的なイマジネーションがあります。
単純でシンプルな形 ── 「形」という言葉も何か違うような気がするけど、とにかくそこにあるイメージは、奥深くていろんな感情が溢れだしてくるかのような奔流があって。

しかもクレーのすごいところは、感覚的なものではなく、美術学校(バウハウス)で教えられるほど理論的なものであったというところ。幼いころから文学や音楽など、芸術面に関してユーティリーティーであり、そんな幼少時代が、あらゆる表現方法を具現化できる才能に至ったのかもしれない。
まず他者ありき、他者と比較してから優位性を得て創り始めるような現代的なデザイン構築手法ではなく、自らの芸術理論を深く掘り下げていくといったストイックな行為もまた、独創的なクリエイティブと理論を両立させた要因なのだとも思う。
「芸術は見えないものを見えるようにする」と主張するクレーの作品は、「奇をてらう」のではなく、イメージを起源から説明できるという点で、彼の抜きんでた才能を顕にしている。
晩年にはクリエイティブの爆発がおこり、数でも圧倒的な作品を残しているので、そういう意味でももっと評価されてもいい人なんじゃないかなぁと改めて思ったり。



そして、谷川俊太郎の詩とクレーの絵はどことなく似ている。
生命の雰囲気、というか。

見えない生や死さえも表現してしまおうとしたクレーに、音楽理論の詩人がつけた詩は、なんだか数学的で、字数さえも計算されているかのような印象を受けた。
なんていうんだろ、字面? あと1行におさまる字の数とか。

うねるようなひらがなの文字が、静寂の中で鼓動を伝えるかのように、どくんどくんと響きます。

  
 

  
タグ :クレー

不老不死のベニクラゲ

2012年05月18日22:25

不老不死。

秦の始皇帝が実際に不老不死の薬を求めた話とか、ヨーロッパではエリクサーという幻の霊薬があるといわれたりとか。もちろん生物学上、そんなものはありません。

でも漫画の題材には、よくある話です。
火の鳥とか。人魚の肉を食べると不老不死になるという伝説もありますね。
ただし、大抵の漫画は「永遠の生命を手に入れてしまった悲哀」がテーマになっています。
好きになった人が老いて死んでいくのを見続けなくてはいけない、永遠に続く残酷な話。
果たして「永遠の生命」は幸福なことなのか、という問い。

でも、実際に不老不死の生物がいるそうです。それはベニクラゲ

ベニクラゲ - Wikipedia

「不老不死」の概念が実在するということを知らなかった僕には、衝撃的でした。
っていうか、生命って終わりがあるものじゃないの?

このクラゲは 5mm ほどの小さな生き物です。
世界中の海域に分布する普遍的な海洋生物とのことです。
ただ「不老不死」が確認されているのはイタリア沿岸と鹿児島湾にいるクラゲだけなんだとか。

不老不死のベニクラゲですが、5mm の小さなクラゲなので『他の魚に簡単に飲み込まれて死に、ダメージを受ければ簡単に死んでしまう』そうです。

へぇ・・・。

死んでるじゃん! Σ(゚д゚lll)


ベニクラゲは歳をとるので、正確には「不老」ではなく、成体になった後、幼体へと戻り若返り、また成体に戻るというのを繰り返すそうです。DNAが一緒なので、本人(本クラゲ?)なんだとか。
つまり寿命による自然死がないということです。

世の中の「大きなお姉さん」の間ではアンチエイジングが大流行していますが、実際にベニクラゲを研究して、医療分野である老化防止、若返りを実現させようとしているとか。もうお金で寿命どころか何でも買える時代がきそうだな!

興味深いのは、不老不死という能力を得たベニクラゲという種の進化の過程。
魚が陸に出て足を持ち、または翼を得て空を飛ぶように、生物は身を守るために様々な環境で生き抜くために形態を変えて進化していったわけですが、なぜベニクラゲは、こんなチート的な誰もが望む特殊能力を得ることができたのか。
知能的・肉体的にか弱い生物に、神が与えた突然変異の力なのでしょうか。
それとも弱者が努力で勝ち取った、進化の究極の姿なんでしょうか。

天敵のいない人類が、永遠の寿命を得ることができたら地球上がどうなるかは想像できますけど。

ベニクラゲに関しては、以下のページが面白いです。

■ベニクラゲ研究室 - 不老不死の生物
http://www2u.biglobe.ne.jp/~moozoo41/index.html


そういえば幽霊のことも不思議に思うのですけど、もし幽霊が本当にいるんだったら、地球上は今まで死んだ人間の霊の数で満員電車状態になってる気がするんですけど、いまこの部屋の空間が幽霊でぎゅうぎゅう詰めになっているのかと思うと、すごく気になります。誰か安心させてください。


ちなみに先々月から山形の水族館で、「ベニクラゲ不老不死ご膳」が発売されているのですが、食材はベニクラゲじゃないらしい。

■山形県加茂水族館で新メニュー 「ベニクラゲ不老不死ご膳」、19日から|毎日.jp
http://mainichi.jp/select/news/20120316mog00m040008000c.html

 

  
タグ :生命

アミメゾン

2012年05月17日21:10

久しぶりに掛川駅前のフランス料理店「アミメゾン」に行ってきました。

ここの味はすごく好きで、しばらくするとまた食べたくなります。
フロアの子が独立して浜松にお店を出したので、代わりに若い女の子が入っていました。
顔立ちが整った子なのでハーフかクォーターだと思うのですが、なんで異国の血が入ると美人になるんですかね。
遺伝子の不思議。



サーモンのカルパッチョ。
サーモン好き。



真鯛のカルパッチョ。
酸っぱいけどなかなか美味しい。



春キャベツ。
キャベツだけですが、春キャベツって美味しいですよね。



リヨン風肉じゃが。
リヨン風はマヨネーズ(リヨネーズ)で味付けされているものです。
「○○風」って油断してると、思いもよらなかった料理がでてきますよね。

じゃがいももほくほくで、たまねぎと合ってて美味しかった。



ブルスケッタ。
ここのは全部トマトで、ガーリックトーストにのっかって出てきます。
これはこれで美味しい!



あさりのガーリックバター。
でも頼んだのはこの料理ではなく、あさりのリゾットでした。
・・・と伝えたたら、一瞬でリゾットに作り変えてくれました。



カニのクリーム煮。



ミートソース・パスタ。
細いバスタにひき肉が絡んで、美味しいです。これ大好き。



チキンカツレツを所望 → チキンなくなっちゃった → じゃぁ豚肉でカツレツ作れる? → 豚肉も仕込みしちゃって他の料理に使える形で残ってない → じゃぁ、なんか肉を!(いまここ)



帆立のクリームソースのパスタだったかな。



茄子とソーセージのピザ。
これも好きな味で、ボリュームもあるし、みんなでシェアして食べると楽しい。
チーズがたっぷりのり、みんなはビールに合うというけど、僕はコーラに合うと思います。

お値段、1万5千円くらい。
けっこうな量を食べたと思うけど、一皿の量に比べて値段が安めで、結構お得。
大使館勤務のシェフの料理が気軽に食べられる店というのは、貴重だと思います。
店内が活気があり、お客さんがみんな笑顔なのは、シェフ田中さんの人柄ですね。

■アミメゾン 
電話:0537-22-5555
住所:静岡県掛川市肴町1-12
営業時間:17時~深夜
定休日:月曜日
個室:無し
席数:26席
駐車場:無し(駅前の有料駐車場が便利)

 
  

コメダ喫茶店

2012年05月16日21:27



最近、店舗数を拡大している「コメダ喫茶店」。

コメダ喫茶店

名古屋を本店としてチェーン展開している喫茶店ですが、さすが喫茶店の街名古屋。マーケティングで勝ち抜いてきた人気の店ってところですね。
そういえば名古屋の女の子とサッカー観戦の後に買い物寄った時、デパートからデパートへと移動する間に必ず喫茶店に寄るという行動で、お腹がタプンタプンになったことがあります。
浜松も「街で歩いても休憩する場所がない」とよく嘆いてたけど、30分ごととか、そこまで水分補給する必要ないだろ! 逆に休憩にならねーよ!

シロノワール
コメダ喫茶店といえばコレ。創業からある人気メニュー
電子レンジでチンされた熱々のデニッシュパンに、冷たいソフトクリームアイスがのってる。
シロップもかけられるので、ホットケーキみたいに食べることもできる。
時間が経つとアイスがどろどろに溶けるので、ハイスピード処理が命。


アイスウインナーコーヒー
女の子が食べるととてもエロい。

ルシアンコーヒー
「ルシアン」とはロシアのこと。強煎りコーヒーに、砂糖とチョコレート(カカオ)を加え、生クリームを乗せたもの。
ロシアは寒い地方なので、身体を温める必要があり、そのためにアルコール(ウォッカ)が入っています。
昔、友人がコーヒーリキュール系を喫茶店で頼んだ時に「ライターで火をつけることができる」と言っていましたが、さすがに試したことないです。っていうか、危険だから真似しないでね。

スクランブルエッグトースト
玉子サンド+ピザトースト。

・・・これは! Σ(゚Д゚)

美味しい! このコンビネーションを考えた人は世紀の大発見じゃね?
ピザと玉子の融合はちょっと思いつかなかった。
ってか、家で作れるじゃん!

ところで名前にどうして「ピザ」の文字が入ってないのか、とても気になる。

メニューにはヒレカツ定食みたいな食べるメニューも多く、そして混んでいた。
でも特にどこまで美味しいと思わなかった。
コーヒーに砂糖入ってたせいかな?
また飲みに行ってこよう。

以上で4,000円くらい。

おかしいな、コーヒーを飲みに寄っただけなのに・・・。  

水で動く時計 TIME H2O

2012年05月15日22:18



「TIME H2O」という卓上時計を購入しました。
半透明で可愛らしいボトルデザインのデジタルクロックです。

■株式会社ベルソス - ウォーターバッテリーアラームクロック VS-302(公式)
http://www.versos.jp/product/vs_302.html

電源コードもいらず。
乾電池もいらず。
太陽発電もいりません。

水、普通の水道水をバッテリーとして駆動する時計なのだそうです。

電極(2枚の金属板)の間を電解質(水)で満たすことで化学反応を起こし、電力を発生させるという謎の技術・・・ではなく科学の力を使った未来派のデジタルクロック。
そして何のゴミも出さないのでエコですね。



箱を開ける。
時計と説明書が1枚のみ。



箱から出した。
プチプチの梱包材は、すごくしっかりしてる。



これが本体。
思ったより質感は良い。
透き通ったような材質で、プラスチックではなく、ABS樹脂とのこと。
オレンジ色を購入したけど、室内灯に照らされて輝く感じ。

液晶部分は大きく銀色の質感も安っぽくはない。
ボタンはカチカチと結構大きなクリック音がします。



水を入れるための水道口を開けたところ。
キャップは、くるくる回すネジ式かと思ったら、ゴムキャップ式のようなものだった。



本体が軽いので持ちやすく、思ったよりは水を入れやすい。



説明書。白黒です。



水を入れて2秒~3秒で時計が表示されるらしい。



時々、水容器を洗浄した方がいいらしい。
洗浄は酢をスプーンで2、3杯入れた水を軽く振る程度。
交換・洗浄で水を抜く場合は、2分間は時計は表示するとのこと。

アルカリ系の水だと、長持ちするみたい。



水を入れると、涼しげでけっこう綺麗。
水に反射した照明の光とか、今まで卓上になかったものが楽しめます。
液晶の中の数字も大きく、実用性も抜群。
アラームもついてます。

なにより、クリーンエネルギーで動いている時計のいうのは、ちょっと変わってて物欲を刺激しますね。

兄弟に、ワインボトルのような形をしたものとか、缶ジュースの形をしたものとかあるみたい。



 

  

日本科学未来館/空間情報科学でシアワセになることができる?

2012年05月14日23:41

お台場にある「日本科学未来館」には、ネットワークやデジタル表現、情報社会といったコンテンツの展示があります。未来のクリエイティブのヒントを得られるかな、と思い、遊びに行ってきました。

■日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/

結構な規模のコンテンツがあり、どれも興味深く面白かったです。

本当は「アナグラのうた」という人の位置や移動、声などを情報として扱う「空間情報科学」のコンテンツを見ることが一番の目的だったのですが、予約制だったので、既にチケット無しになっていました。予約制って先に知っていたら、朝早くに出かけたのに・・・。

空間情報科学とは、人間が暮らす実空間で人やモノの動きを計測し、その結果を計算して理解し合うことで人々の暮らしを支援しようとする科学です。社内では「センサー系」と呼んでいて、次の世代のテテルに実装しようと計画している夢の機能です。

■アナグラのうた(ブログ内過去記事)
http://yasukawa.hamazo.tv/e3260145.html




ちなみにこのコンテンツは、ゲームクリエイターの飯田和敏さん、犬飼博士さんが演出・制作を手掛け、東京大学空間情報科学研究センター教授の柴崎亮介さんが監修されています。
またすごいマニアックでマッチした人選ですね。



とりあえず、外から写真だけ撮影。
あぁ、面白そう。体験したかった。

写真だと分かりづらいのですが、足元にアイコンが表示され、自分が移動するとそのアイコンも影のようにくっついて移動します。そして、他の人のアイコンと手をつないだり、手をふったりします。
また、会場内の各サイネージには、いろんな空間情報が表示されていて、壁に近づけば自分の名前が表示されたり、とにかくいろんな情報が表示される仕掛けがあるのです。あるいは、体温や心拍数・運動量などの生体情報も取得して、いろんな見せ方で表示するのです!
この空間情報が浸透した世界、体験したかった・・・。
常設展示なので、次に東京に行くチャンスを狙います。





当日は雨が降っていました。





外観ですが、「顕微鏡のスライドグラスみたい」と普通に思いました。

建物の設計は日建設計・久米設計の共同企業体なのですが、基本的なランドスケープデザインは高名なジョージ・ハーグレイブスが行っているとのことです。

■ジョージ・ハーグレイブスアソシエイツ(英語・公式)
http://www.hargreaves.com/



サインは廣村デザイン事務所らしい。

廣村正彰 - Wikipedia

はっきりしてて、見やすくて、美しい。





床にアクリル板が埋め込まれてあって、そこに標識が入っています。
壁にもあるので、装飾的な意味合いが強いのかもしれないですが、それでもきれいだし便利ですね。



シンボル展示の「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」。
有機ELパネルを使った巨大な地球儀──地球ディスプレイです。
これもある意味サイネージなんでしょうか。

ゲーセンにある半円ドーム状(上下180度スクリーン)のディスプレイを使ったゲーム(戦場の絆)にも驚きましたが、地球の状況を表示するために、球体のディスプレイを作ってしまうという発想は、貧乏人にはできないですね・・・。



一番近づいてパシャリ。
地球の周りには、ゆるやかな螺旋階段「オーバルブリッジ」があり、これが5階から3階まで繋がっています。
車椅子の人なんかにも優しいユニバーサルデザインを仕掛けつつ、観覧しながらショートカット移動できるという、アイデアのつまった導線です。



4階には接続されたスロープがありませんが、デッキになったところから真正面にあるジオ・コスモスのコンテンツを眺められます。
ジオ・コスモスは単なるでっかい地球儀ではなく、地球上のあらゆる科学データ、日射量やオゾン濃度などを可視化しています。
勢力図や分布図なんかのデータが好きな人にはたまらないと思います。
どんなデータコンテンツがあるかは、下記と特設サイトで確認できます。

■Geo-Cosmos | 「つながり」プロジェクト | 日本科学未来館(特設サイト・公式)
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/tsunagari/geocosmos.html




このジオ・コスモスがあるスペースは吹き抜けになっているので、1階からも地球を眺めるという体験ができます。ここにはベッドのような長いソファが設置してあり、真下から星を眺めるように地球を観測できるようになっています。休憩スペースも兼ねていると思うのですが、夢のあるコンテンツです。

「Geo-Cosmosのつくり方」という、制作経過を見ることができる公式ムービーもアップされていました。どんな構造になっているのか、わかりやすいです。
コンテンツの裏側を知れるこういうムービー、嬉しいですね。


動画へのリンク:http://youtu.be/l_vPHaI1lTI




ジオ・コスモスを取り巻く螺旋スロープ「オーバルブリッジ」と壁には、歴代の宇宙飛行士の顔写真がありました。そしてこの顔写真には、ここを訪れた本人たちのサインが・・・! ちょっと興奮ものです。

ちなみに、この科学館の館長は、元宇宙飛行士の毛利さんです。



これは「宇宙」のコンテンツだと思うのですが、ガラス&アルミみたいな内装がカッコよかった。
こんなオフィスで働いてみたい。こんな内装、宇宙ステーションにしか存在しないと思うけど。



これは水晶で惑星の動きを説明したコンテンツ。
展示だけじゃなくデザイン的にもカッコイイ。



「くらし」「モノづくり」の場所にあったコンテンツ。カメラで撮影した顔写真を、瞬時に加工してそばにあるディスプレイに映し出すというもの。とりあえずこの中に僕の顔写真がひとつあります。
スコープを覗いて顔の位置を決め、ボタンを押して撮影、という流れだったのだけど、パネルの説明不足で完璧に操作できてる人がいなかった。なので気付いたけど、自分以外の顔写真の周りは、ほとんどサクラなんじゃないのかな。



ロボットのところにあったサイネージだけど、レジの音みたいなのを出しながら何かの数字をカウントしてたけど、近づかなかったので何のコンテンツだか分からず。でもインパクトあった。



デジタル表現「メディアラボ」というところで、先端情報技術やそれを利用した表現の可能性を紹介。
今回は「字作字演(じさくじえん)」という展示をしていました。
コンピュータとデザインの関係について研究するプログラマー 古堅まさひこ氏と、新しい文字の概念を探るグラフィックデザイナー 大日本タイポ組合とのコラボレーション作品だそうです。

■メディアラボ [未来をつくる] 常設展示|日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/exhibition/medialabo.html



みんなが作った文字を実際の文章にして壁面いっぱいに表示しているという展示。
こういうの、はるか昔の洞窟に残されてた象形文字をイメージしてしまう。
そんな時代に文字があったら、そんな壁画も残らなかったのかな、と不思議な気持ちになったり。



この日は雨でしたが、中庭に太陽の降り注ぐベランダの休憩スペースが。



マスコットキャラ発見!
プラズマくん」というらしい。

子供に大人気で囲まれていたのですが、「ねぇ、なんで頭がドリルなの! ドリルなの何で?!」としつこく質問されていました。
ドリルじゃなくプラズマクラスターだと思うけど・・・。

それにしても、腕の位置が下すぎるのですけど、どんな体勢で「中の人」がいるかが気になるところ。
しばらくじっと見ていたのですが、軽やかにスキップしながら廊下の向こうに去っていきましたが。
子供の無邪気さから守るためか、常時スタッフがついていました。



会社用のお土産に、宇宙食のたこ焼き。
けっこう美味しかった・・・。宇宙あなどれない。



最後に、展望レストランで休憩&食事。
この日は雨で、展望悪いけど・・・。

ふと、目をこらすと、遠い向こうに、何やら見慣れた物体が・・・。



このトリコロール、まさか、ガ、ガンダム?!



設置場所のダイバーシティが、こんな近くにあるとは思わなかったので、偶然の発見で、大★興★奮。
運命の再会ですね。  

煉瓦亭(洋食 / 東京・銀座 )

2012年05月11日21:29

煉瓦亭と結婚したいです!(キリッ)

ということで、前回、銀座で食べて以来、忘れられない味になってしまっていた煉瓦亭に行ってきました。

(ブログ内過去記事)煉瓦亭
http://yasukawa.hamazo.tv/e3140702.html

もうこのカツレツが忘れられなくて、いろんなお店でカツを注文しては「この味じゃない!」とテーブルをひっくり返したり(・・・はしていない)。
とにかく、もう一回食べたくて食べたくて、ようやく『煉瓦亭で食べるついでに東京で遊んでくるかー』みたいな感じになったわけです。
そうです、美術館めぐりなんてただの過程! 煉瓦亭というゴールを目指す上での途中経過でしかないのですよ! いえっふぅー。

  続きを読む

世界の終わりのものがたり

2012年05月10日01:14



「もうすぐ死ぬ」と宣告されたら? あるいは交通事故による予期せぬ終わり。
不老不死になりたい? でも「生きている」ってどういうことなの。
変化するのか、維持するのか。「誰と」「いつまで」? どちらがいいの。
そもそも「世界の終わり」って何を意味するのか。自分が死ぬこと? 宇宙の滅亡? 自分の大事な人や物事が?

── あなたなら、この問いに、どう答えるのか。


企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」を観に、東京・日本科学未来館まで行ってきました。


■世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い(特設サイト・公式)
http://www.miraikan.jp/sekainoowari/


この企画展は、さまざまな「終わり」を科学の視点とともに提示、科学技術の役割をあらためて問いながら、終わりから始まるものがたりを見出すという参加型ともいえる企画展です。
企画展会場の中を歩いて巡ると、人の人生から宇宙の終わりまで、あらゆるものの終わりをめぐる「問い」が次々に現れます。そこで自分と対話しつつ答えを探したり、回答を書き入れたり、他の人の回答を見たり、友人や家族と意見を交わしたり。

どちらかという科学の話というよりは、もうちょっとマインドに近い、哲学的な内容でした。
それでも生と死、生命について考えること、地球なんかの環境、テクノロジーを考えることは、「未来」という集約されたひとつのテーマを考える上ではブレていない内容だと思います。



未来。

遠いようで、近いようで。
それは生きていく上で隣り合わせにあるような「死」のように漠然として確実にあるもので、ただしかし正解はだれにも分からず、ただし悠久の時の流れの先にその答えがあるもので。
限りある世界と時間のなかで、自分自身が大切にしたいものは何なのか、そしてどんな未来をつくりたいのか。
会場で過ごす時間の先に、そんな自分自身の希望のものがたりが浮かびあがってくるのでしょうか。

すべてのものごとには「終わり」があります。人の一生も、自然も、文明も、そしてこの宇宙でさえも。にもかかわらず、私たちは忙しい毎日の中で、あまり「終わり」を意識せずに過ごしてきました。

2011年3月に発生した東日本大震災は、平和で穏やかな生活が一変する可能性があることを私たちに思い知らせました。科学技術に支えられた私たちの生活が、こんなにも危うく、脆いということも突きつけました。

震災から一年を経た今春、「終わり」という必然を踏まえた上で、何を大切に生きていくべきか、科学技術とどうつきあっていくかといった問題をあらためて考え、一人ひとりが自分なりの答えを持つべきではないでしょうか。本展は、これらの本質的な問題に正面から向き合う機会となる展覧会です。

会場に入ると、「終わり」をさまざまな観点から捉えた「問い」が次々にあらわれます。回答へのヒントとなる科学トピックを見ながら、問いについて自己対話をしたり、友人や家族と語り合ったり、他の人の回答をのぞきこんだり、ハンズオン展示で直に触ったり、マグネットによる回答に参加して他人と答えを共有したり。そうして73の「問い」に答え終えたとき、自分にとって大切なことが、くっきりと立ちあらわれることでしょう。

「終わり」を知ったうえで、それでも続いていく"生"への希望を見出していく。この展覧会で、「終わり」から始まる新たな希望のものがたりが生まれることを願っています。(パンフレットより)

クリエイターの悪い癖だと思うのですが、企画とか仕掛けたの誰だ? と、そのテイストから推理しようとしてしまうのですが、この企画展は同館のスタッフたちを中心に2年以上の歳月をかけて構想から創りあげたものらしい。
「問い」はシンプルなテキストだが、そのヒントとなる展示物のクオリティは高く、各分野の研究者に取材し集めた資料とのこと。
ディスプレイや制作・空間デザインに関しては、乃村工藝社が入ってるみたい。

ちなみに写真は撮影しちゃいけないものだと思いこんでて、撮ってこなかった・・・。
自分的にとても残念。だけど、もう1回くらい、行ってこようかな。




さて、会場内は、4つのセクションに分かれています。

  (1)予期せぬ終わり。
  (2)わたしの終わり。
  (3)文化の終わり。
  (4)ものがたりの終わり。

会場をめぐりながらシンプルな問いに対し、即答で答えようと思っても、答えはなかなか出てこない。
理由は明白で「普段からそんなこと考えてなく明解なテキストでの答えの準備が無いから」。
改めて「生きる」ってなんだろう、自分の人生ってなんなのかと考えさせられる。

僕らはもっと、自分自身が持っている人生という自分自身と、前向きに対話しないといけない。
自分自身を決めるのは自分自身で、ゆりかごの中のように安寧なものではないのだから。

予期せぬ終わり


スタートしてすぐは、自分たちの周囲にある様々な危機に対する問い。人は災害・病気・事故など、様々なリスクに囲まれて生活している。

 「世界で一番安全な場所はどこでしょう?」
 「どんな病気になるか、あらかじめ分かるとしたら、知りたいですか?」
 「最後の一瞬、なにを思い浮かべると思いますか?」

生きるということのために選択しているリスクと、そのリスクを選択している理由。
そこには、そのリスクが持つ「利益」があるからだと考えられる。
そのリスクから得られる利益を得ているから、その選択があるのだ。

ここではリスクという利益に対する「態度」という、自分自身の対処の仕方が問われる。
人間は普段の態度で、リスクに対する付き合い方がわかりますね。


わたしの終わり


次は生物が持つ宿命「いのちの終わり」。
でも「わたし」の終わりってなんだろう。

 「終わらないガムって、どうですか?」
 「永遠の生を手に入れることができたら欲しいですか?」
 「どこまで『わたし』なのでしょう?」

好きなものを好きなだけ手に入れられる世界。
好きな食べ物をずっと食べ続けられる。永遠は幸福なのか。

医療技術が発達し、生きるという概念も、生と死の境界線も揺らいでいる。脳死、終末期医療。
メガネや洋服、私物の文房具。長い時間を一緒に過ごすそれらは手や足のように自分自身の一部と考えられる。自分自身を投影したもの。例えば僕ならオレンジの小物?
そんなアイデンティティを紐解けば、僕らは外部から切り離された個体として完結した存在とはいえない。世界においてスタンドアローンの人間はいない。無数の関係性の中で成り立っている。


文化の終わり


価値ある生というテーマを得た僕らは、社会の中で他人に与える影響について考えつつ、そのアクションを求められる。
未来につなぐものは何なのか。

 「テクノロジーの進化よって消えたものはありますか?」
 「変化すること、持続することは共存できますか?」

地球の温暖化を解決する効果があると言われているジオエンジニアリングの1つとして、成層圏に硫酸エアロゾルを注入し、人工的に雲を発生させて気温を下げる技術がある。そしてその発射ボタンが展示物の中に、実際に目の前にある。目の前のスクリーンには青く広がる青空と、エアロゾルを搭載したミサイルと発射基地の姿が見える。
でもこの硫酸エアロゾル、青空を重い雲で閉ざし太陽光を地表に届かなくさせる危険性も持っている。当然人類は滅亡する。その真偽は今の科学力では解明できていない。

さぁ、目の前に発射ボタンがある。

 「それでも使いますか」

46億年スケールの歴史の中で、人類は激動の変化を体験し具現化してきたが、果たしてテクノロジーは必要だったのか、という問い。自然は神なのか悪魔なのか。
あ、僕はボタンがあったら押してみる派だったので連打してみましたが、飛んでいったミサイルから散布された硫酸エアロゾルで発生した暗雲によって地表は闇に覆われ、人類滅亡エンドでした。世界中のみんなゴメン。


ものがたりの終わり


最後は、自分を取り巻く世界や文化など、客観的にものごとを見てきた自分自身が「今ここにいる自分自身にとっての世界の終わり」を考える。

 「あなたにとっての世界の終わりとは、なにが終わることなのでしょうか?」
 「大切ななにかを失ったとして、本当にそれが『終わり』でしょうか?」
 「『終わり』から、あなたが始めるものはなんでしょうか」

生まれてから今まで、そして死ぬまで。僕らは過去から現代にいたるまで、無数の終わりの上に存在していた。
僕たちの生活は、終わりと始まりの上に成り立っている。

世界の終わりの「世界」って、僕は実際にどのあたりまでを考えていたのだろう。
自分の大切な人は、どんな終わりを望んでいるのだろう。


世界をいかに終わらせ、いかに持続させるか。

「終わり」に、抗うのか。


そんな問いかけに対する答えは、未来に対する答えのようで、実は自分自身の5秒後に対する決断であったことに気付く。




展示の中で、「終わらないナポリタン」というものがあり、ひたすらナポリタンを食べ続ける男の映像があった。
好きな食べ物を一生食べ続けることは幸福かという問い。
おそらく大半の人が「No」という答えを出すと思うが、その変化を望む答えは永遠の命という概念を否定することでもある。

そして今日も、大勢の人類が「夕飯のメニュー何にしよう」という迷路に迷い込み答えが出せない。


ところで併設されたレストランでは、この「終わらないナポリタン」が実際にメニューにある。
さすがに物理的に永遠に減らないのは無理なので「おかわり自由」という意味だけど。
このナポリタンは、かなり人気メニューになっていた。

このへんの商売っ気があるからこそ、クリエイティブという分野は面白い。

   

ル・トリアノン(東京・品川/フランス料理)

2012年05月09日21:06

今年は休みがもらえたので(正確には会社に休日出社したけど)「ゆったりリフレッシュ」をテーマに、ホテルは緑が多く日本庭園がある「グランドプリンスホテル高輪」に。
生憎の天気で雨が降り続くのでディナーは予定していた有名店には行かずに、ホテル内のフランス料理「ル・トリアノン」を急遽予約。チェックアウト時にまとめて支払できるので便利そうです。

  続きを読む

インカ帝国展 マチュピチュ「発見」100年

2012年05月08日23:16



GWを利用して、東京で美術館めぐり。「インカ帝国展」を国立科学博物館へ見に行ってきました。
画像は入場時にもらえる会場MAP。パンソンワークスのイラストが可愛いです。最近はパンソンワークス見ると漫画のワンピースを思い出すくらいワンピースとのコラボ感が半端ないけど。

■TBS インカ帝国展 マチュピチュ「発見」100年
http://www.tbs.co.jp/inkaten/

この日は GW 真っ只中で、上野駅を降りてからも非常に人ごみが続き、入場制限がかかって 90分待ちになっていました。待っている間に周囲の人の話を聞くと、TBS が絡んでいるので、テレビで派手に宣伝をしているらしく、かなりの集客効果をうんでいるらしいです。でもまぁ、どこ行っても同じくらいの混み具合かなっと思ってそのまま並んだ。途中で雨が降ってきて、傘を持ってない人が悲惨なことになってたけど。(僕自身は遠征だから事前に天気予報みて、あまり持ったことのない傘をぶら下げてた・・・)

会場内では基本的に撮影禁止で、会場マップによると、ところどころに撮影ポイントがあるのですが、祝日のせいか全て撮影禁止になっていました。たぶんカメラを構えると立ち止まるので混雑するため、そういう処置をしているんだと思うけど。とにかく人の流れがあまり進まなくて、ゆっくりとみられなかった。

構成は4部構成になっていました。

 第1部 インカ:帝国の始まりと、その本質
 第2部 インカ:帝国の統治
 第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
 第4部 マチュピチュへの旅

この構成は、インカ帝国の民族が自分たちの国を「タワンティンスーユ(4つの部分)」と呼んでいたことと絡めているみたい(たぶん)。
インカ帝国は首都クスコを中心に4つの地方に分けて国を作っていたみたいですね。

第1部では、インカ帝国の創造の歴史を、遺物と一緒に展示。厳しい自然の中にあるアンデス山脈のような高地に国を築いたのかの不思議が残りました。しかも当時、文字が存在していないので記録が無く、インカ帝国はどこからともなく出現したかのような存在になっているとか。

第2部では、帝国の統治システムと領土の拡大について。
まだ完全に解明されていないようですが、行政と社会経済システムが垣間見えます。
またトウモロコシのお酒で乾杯していたとか、豊かな農産物の生活を想像させます。

また文字がない文化なので「キープ」という紐の結び目で記号を表すというのも面白い。
キープに関しては情報デザインを勉強する際に、座標という記号を表現するための地図としていろいろなものを見たのですが、「世界最古の海図」として紐の結び目で海路を残したというものがあって、時代背景的にも面白かった。

第3部では、スペインからの支配と、その抵抗運動から大反乱までの歴史。
インカ文化の灯が消えるという歴史的な事柄は結構衝撃的。あと征服という残酷な行動に怒りさえ覚える。貴重な考古学の対象を・・・。

ここには日本では滅多に公開されないミイラが展示されていました。
普通のミイラは直立不動か横たわっているだけなので、表情というか人の気配が無いものなのですが、今回公開されているミイラは「まなざしのあるミイラ」。
キャッチーなコピーですが、その存在感は圧巻です。この人が数百年前の地球上でどんなものを見ていたのか、今を見ているのか、イメージを馳せてしまいます。

第4部は、満を持して、空中都市「マチュピチュ」の登場。
1911年7月24日にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって発見されたこのインカ帝国の遺跡は、ちょうど発見から100年経過しているとのことです。だから、今、インカ帝国展なのね。
「マチュピチュ」とは「老いた峰」という意味のケチュア語なんだとか。
この美しい状態で保存された遺跡には、山裾からは発見されないことから、その建設の理由に様々な説があり、国王の宮殿とか、スペイン人への反乱運動の最後の砦とか、考古学・歴史学のロマンがあるみたい。文字の文化がないため記録がないせいで正解が分かりにくいみたいだけど。

マチュ・ピチュ - Wikipedia

水面に月を映して天体の観測する方法とか、機械文明がない時代の昔の人のアイデアはすごかった。
確かに水面に移せば平面になって座標が存在することになるから、天体の軌跡とか計測することが可能だよね。

後は、アルパカの織物とか。
アルパカの毛は女子に大人気で、みんな触ってました。

最後に巨大なスクリーンを使って、ものすごい美しい 3D映像による解説がありました。
「マチュピチュの旅」と題されたこのスカイビューシアターは、空を飛ぶ鷹の視点から空中都市のさらに上の空中から眺めるという映像で、山の峰に合わせてアップダウンをしつつ浮遊する感覚や、立体的な遺跡の石垣の間をぬって飛んで入っていったり、巨石の間からはるかかなたの太陽を眺めたりと、迫力のある映像が楽しめました。
まさに 3D映像にうってつけの題材で、その神秘性からも「もっと知りたい」と思わせるダイナミックな遺跡の全貌でした。

映像みてたら、マチュピチュに行きたくなった。

それにしても、人類の創造性って本当にすごい。
この遺跡を表現した創造的才能を、僕も少しはもっているんだろか?
 

  

東京駅八重洲口マルチタッチの総合案内用サイネージ

2012年05月07日01:09

GWを利用して、1か月前に東京駅に登場したマルチタッチのサイネージを見てきました!

前も品川駅に導入されたサイネージを研究しにいったら場所わからなくてウロウロしてたけど、今回もやっぱり同じく。
何人かの駅員さんにも聞いてみたのですが「サイネージ(でっかい液晶画面)」で一括りにされているらしく、最近東京駅構内に設置されまくったサイネージに案内されるばかり。ホント、竹は竹藪に隠した方がいいですね。
ていうか、こんなにサイネージが増えててびっくりした! テテル作ってから「サイネージは触れるもの」とインプットされてしまっていて思わず触ってしまう。。。

  続きを読む

踊る阿呆とアフォーダンス

2012年05月03日02:39



自分を否定されるってどんな感じ?

僕が「尊敬する人」と聞かれて名前をあげるのは、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・ギブソン(James Jerome Gibson)、そして同じくアメリカの認知心理学者ドナルド・ノーマン(Donald Arthur Norman)、そしてついでにデンマーク出身のヤコブ・ニールセン(Jakob Nielsen)。

3人に共通するのは、「認知心理学」という学問です。

認知心理学 - Wikipedia

情報処理の観点から生体の認知活動を研究するというこの学問は、20世紀前半、つまり10年前に初めて体系化され、学問として産ぶ声をあげたばかり。
今でこそ大学の単位として取得もでき、現代心理学の主体となってきていますが、まだ成熟していない感は否めません。やっと「認知心理学を勉強した」という卒業生が出てきたくらい。

WEBを初めて間もない頃の僕はフリーランスで、会社勤めで黙っていても給料が貰えるという立場になく、「お金を取りにいかないといけない」という必死さもあって、他人とは違う競争力を得ようとデザインの仕方に違うアプローチを加えようとしていました。

そこでたどり着いたのが哲学者プラトンが提唱した世界観「イデア」。
目の前の成果物を創作するのではなく、目の前の成果物を見た対象が頭の中に浮かべる『感想(イメージ)』を創作しようとすることで、結果的に対象(お客さん・利用者)の満足するデザインを創りあげるという自分なりの手法です。

■イデア、僕が浮かぶ海(過去記事:ブログ内リンク)
http://yasukawa.hamazo.tv/e1680548.html

そんな僕が出会ったのが認知心理学。
僕の中のデザイン哲学とも奇妙に合致したこの概念は、非常に面白いものでした。

その認知心理学の中でよく出てくるキーワードが「アフォーダンス(affordance)」。
先のギブソンの造語にして提唱した、環境が動物に対して与える「意味」のことです。

人間中心設計を提唱したドナルド・ノーマンは、この「アフォーダンス」というキーワードを用いてユーザビリティについて熱く語り論じたものですが、近年については、ノーマン本人自体がこの言葉を誤用していたと認めています。
特にデザイン領域においては、「人と物との関係性(本来の意味でのアフォーダンス)をユーザに伝達する事」平たく言えば「人をある行為に誘導するためのヒントを示す事」というような意味で使用される事がかなり多い。「わかりやすい引き手を取り付けることで、タンスが引いて開けるという動作をより強くアフォードする」等というニュアンスの記述もしばしば見られる。これらはギブソンの本来の意図からすれば全くの誤りである。この誤用を結果的に世に広めてしまったドナルド・ノーマン自身も後年にそれを認めており、「自分の著書において使用されているアフォーダンスという語については、本来のアフォーダンス(Real affordance)ではなく、知覚されたアフォーダンス(Perceived Affordance)と読むべきである」という旨のコメントをしている。

現状では特に注釈なくこれら二つが入り交じって使用されている(むしろノーマンによる誤用がより広く浸透している傾向がある)ため、十分な注意が必要である。


ちょwwww

 

  

ラ・カーサ(イタリアン・肴町)

2012年05月02日02:00



写真はブルスケッタ。
街中にあるイタリア料理店「ラ・カーサ(La Casa)」に行ってきました。

以前は会社のすぐ近くにあったお店なのですが、街中肴町に移転し、4月上旬からお店を開いているとのことです。凡猿に行く途中にたまたま見つけました。元シェ・モリヤのスタッフらと一緒にやっているそうですね。



アランチーニ。
イタリア語で「小さなオレンジ」という意味。ローマでは「スプリ」。
シチリアとナポリの名物で、ライスコロッケです。
食べたの初めてだけど、ほくほくで美味しかった!


牛リブグリルステーキ。
結構良いお肉でした。



きのこのフェットチーネ。
僕はクリーム系が苦手なんだけど、これはすごく美味しかったです。



トマト系のパスタ。
ボロネーゼが好きなんだけど、ボロネーゼがなかったので。



タコとジャガイモのサラダ。



フリットミスト。
イタリアの魚介類の天ぷらのことです。



パンも追加。
そういえば富塚町の時に近くにあったフランス料理店「アンフィニ」さんもお店を閉めるという噂もありましたけど、今度行ってみようかな。



サンベネデッド。
イタリア産のミネラルウォーター。
ガス入りだけど強くなく、マイルドで飲みやすかった。
ボトルの窓から覗き込むと、向こう側にアルプス山脈が見えて、このちょっとしたことが楽しい。
サンベネデットは、あまり有名ではないように思われますが、古代のベネチア貴族が治療水として愛飲していた、と言われるほど歴史のある天然水です。また日本航空・アリタリア航空では、機内サービスに採用されるほどの評価を得ています。




平日の夜に行ったのですが、テーブル席からカウンターまで満席で、非常に賑わっていました。
経済新聞にも載っていたので、有名店だったのですね。僕らが食べている時に入ってきたお客さんが「移転したんですね」と声をかけていたので、常連さんも多いみたい。

ワインとかグラッパも飲んで、お値段、¥19,220 ナリ。
ごちそうさま!

■ラ・カーサ(La Casa)
~南イタリア郷土料理とワインの店~


TEL:053-458-1102
住所:〒430-0932 浜松市中区肴町316-38-B1F
定休日:日曜日
営業時間: 18:00~23:00(週末のみ25:00まで)

リストランテ・ラ・カーサイタリアン / 遠州病院駅第一通り駅八幡駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0





 
  

過去記事
デザイン特集
グルメ特集
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
QRコード
QRCODE
プロフィール
yasukawa
yasukawa
浜松在住クリエイター&デザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
【認知心理学、コミュニケーションデザイン、情報デザイン、UI/UX、インフォメーションアーキテクト、サイネージ(Scala)、3Dモデリング、データベースアプリ構築(FlileMaker)、Flash Script 2.0&3.0、サーバ構築(Linux)、IoTセンサー&電子工作(Arduino)
文部科学省後援情報検定 情報デザイン試験合格
日本商工会議所販売士検定試験2級合格
日本英語検定協会実用英語検定試験3級合格
デザインカレッジ 外部講師(WEBマーケティング)
日本最大級レビューメディア「zigsow」2021年ベストレビュワー