ソーシャルメディアでの拡散を狙っているのか、単にサービス向上のためなのか、大会だとスタジアム前に写真撮影用スポットがあることが多いですね。
昨年日本で行われたトヨタカップ(南米と欧州の優勝チームが戦う方)も見にいったのですが、そこでも同じようなの見かけました。あの時は日本チームのカードじゃないせいかガランとしてて、真冬だったこともあって寒かったな・・・。
周囲は、スタジアム前というか、鉄道に乗る時から既に日本人で溢れかえっていました。
たぶんツアーが組まれていて、日本からたくさん来ているのでしょうね。
夕方4時キックオフでしたが、屋台とかも充実。
日本人サポーター席受付では無料のアイスなども配っていて、もらったのですが、これがまた濃厚なミルクアイスで美味しかった。
それで思ったんですけど、サッカーというか、Jリーグクラブとインバウンドって相性がいいな、と。
地元の人たちが、おらが街のヒーローであるクラブチームを応援しに、わざわざ外国まで足を運んでくれるんですよ。
そういう意味ではあまり世界経験のないサガン鳥栖というチームをチョイスしたのは企画した人の優秀さを感じますけど。
入場料は、100バーツ。今のレートだと350円くらい。
Jリーグ発足前の日本リーグ時代の観戦料と同じくらいですね。
日本のスタジアムではペットボトルなら所持して入場可能だったと思うのですが、タイでは完全禁止。
猛暑の中で水を大量に買い込んだ人がセキュリティーチェックで途方にくれている姿が・・・。
かと思うとボディチェックはあっても鞄の中は綿密にチェックしなかったりと、ムラのある警備でした。
でもタイでは厳重な警備の方だと思う。
チケットのモギリと一緒に、腕にスタンプを押されます。
これ、ブラックライト式でもなんでもなく、普通にただのスタンプでした。
汗をかいたらさっとひと吹きするだけで消えます。
このスタジアムは、総合競技場っぽく、陸上トラックがありました。
この陸上トラックのせいで、ピッチが、選手が遠い・・・。
タイのサッカーは歴史がありアジアでも格上と聞いていたのですが、サッカー専用スタジアムじゃないところで少しがっかり。
手前にあるトヨタ車は、試合中にラインを越えたボールがダイレクトにジャストミートして「べこっ」という音がしていました。
メインシートにだけ、屋根があります。
日差しの強いタイにおいて、屋根はお金を払ってでも欲しいところ・・・。
僕はゴール裏でしたが、シートの無いコンクリートの石段でした。まぁ冬の無いタイなら許されるかもだけど、日本の試合だったら全員お尻から冷たくなっているところ。
昔の瑞穂競技場だったか、ただの草の生えたなだらかな斜面だったし、それに比べたらマシなほうか。
ん?
あれは・・・
ドローンです。
ピッチの上から見下ろした画の撮影を行っていました。
途中で観客席を写しにいったり、大活躍。
いいなぁ、これ欲しいなあ。いろんな角度からの撮影ができそうだし。
ちなみに少し前にこちらのビジネス情報誌に、王宮でドローンを飛ばして上空から撮影を行った外国人が拘束されたと書いてありました。プライベートの王族の人が撮られて問題になったみたい。以降、許可なくドローンを飛ばすのは法律で禁止とかなんとかかんとか。
試合は、前半はお互いに接触プレーを避けるような感じで散発的にミドルと、サイドアタックを繰り返す様子見のような展開。
後半に入ってオフザボールの動きがよくなり、細かいパスの繋ぎも見られるようになりますが、正直あまり見せ場はありませんでした。
赤がテロ、青がサガン鳥栖。
タイのチームですが、最後尾であるリベロがゲームを組み立てる司令塔という攻撃的なチーム。
守備ではゾーンに入ってきたアタッカーをひとりひとり捕まえていくような戦術で、日本のチームとよく似ています。
左サイドにアウトラインいっぱいに開いて待ち構える古いタイプのウイングがはりついていて、そこからの突破でチャンスを作るパターンが多かったのですが、センタリングの精度も悪くバイタルエリアでのポストプレーが弱い。
両チームとも精彩を欠き、組織的なプレーができてないままでチームの出来に不安を持つような内容でしたが・・・。
ちなみにタイ・プレミアリーグは、絶賛シーズン中。
日本のJリーグは、開幕前のオフシーズン。
コンディションの違いもあってか、タイのチームがポゼッションでは優位でした。
僕はスポーツ観戦でもライブでも、電車のホームが混むのが嫌で終わり際に席を立つのですが、この試合は結局 PK戦にもつれこみ、ミスジャッジもあってサガン鳥栖が負けたらしいです。残念。
あと、びっくりすることにこの試合が Youtube でフルで見ることができる現代。
VIDEO
動画:
http://youtu.be/SJwxeV0e2Jw
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