★もきゅもきゅもみゅーん

まぁ。僕自身には関係ない場所ですけど。

ということで、キャトルセゾン施設内にある「オーベルジュ キャトルセゾン」に。
ここは、浜名湖の眺望を見ながらフレンチを食べられるレストランです。
友人が特別なチケットをもらったということで、便乗して誘ってもらいました。



この日は天気も良く、おかげで車のクーラーの効きが悪く汗だくだったのですが、それでもこの風景の価値はありました。
浜松中心地から１時間ぐらいの距離ですかね。
アップダウンの激しい山道もあり、なかなか楽しいドライブです。



駐車場は、坂の途中にあります。
ここから歩くのがまた辛い。

テラス席が見えますが、ワンコを連れて来たら駄目なのかな…。





ちなみに「オーベルジュ（Auberge）」とは、郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランのこと。
欧米だとリゾート地で優雅な休暇を楽しむような風習もあり、日本でも浜名湖のほとりは海も山もある避暑地ともいえる場所であるため、名前に相応しいといえますね。



「Fumage」＝煙、「Maison」=家。
つまり、燻製を作るための「スモークハウス」ということでしょうか。
フランス語やっとけばよかった。

ちなみに「キャトルセゾン」の意味は、
「キャトル（Qutre）」＝数字の４、「Saisons（セゾン）」＝シーズン、つまり四季という意味っぽいですね。年間を通して四季の旬の食材を使った料理を食べられるということでしょうね。



入口まで、こんな風に木漏れ日の良い雰囲気の中を歩きます。
こんな暑い日には、Door to Door の方が嬉しいですが。



ロケーションは素晴らしいです。
フレンチディナーも良いけど、ランチでフレンチというのもいいですね。
夜に来たら真っ暗で何も見えないので、ランチがベストチョイスです。



綺麗なサービスプレート。完全なショープレート（飾り皿）ではなく、この上にお皿を置いていくスタイルのようです。ナプキンリングは女性的な文様ですが、なんとなく孫悟空の頭の輪っかを想像してしまいます。



まずはワインクーラーで乾杯（昼間から）。
と見せかけて、僕のはノンアルコールのパッションサンライズ（パッション＋オレンジ＋グレナデン）。
お酒呑んでるみたいでカッコよく見えますね！　くっ、ストローさえなければ！
それにしても朝日の名前どおりの綺麗なオレンジ色のグラデーション。



まずはアミューズブーシュ。
ビーツを4色のムースにしたもの。



少し酸味があって食欲がわきます。
見た目も可愛いし、綺麗でさっぱりしてて美味しい。
デザインを楽しむのもフレンチの醍醐味です。



アヴァンのひとつ、生ハムはサービスで出してもらったものです。
お酒が美味しくなりそうですね。



自家製酵母のバゲット。オリーブオイルで食べます。自然な甘みで美味しい。
お店をちょっと降りたところに有名な天然オリーブオイルのお店があり、そこのバージンエクストラみたい。



ひさびさの休日の雰囲気。
休みって、こんな感じだったんですね。
ずっと海外出張と沖縄出張で休みとかなかったからなぁ（しみじみ）。



オードブル。魚だったんだけど、覚えてない。
かなり上質で肉厚でした。ソースはアンチョビに工夫したもので、大人の味。



スープ。かなりの濃厚な海鮮類のエキス。



ズッキーニが添えられているのですが、泡の帽子を被っています。
泡は最近のフレンチの流行みたいですね。

花と一緒で、時間が経てばしぼんでしまうので刹那感や貴重感があります。



スープは苦手なのですが、フレンチは量が少ないこともあって苦手意識がなく美味しく食べられます。



2つめのバゲットへ。
こちらは少し柔らかめのキメの細かい生地ですね。



フレンチなので evian も注文。



evian にはライムを入れるのが好みなのですがライムは用意が無いとのことなのでレモン。



ポワソン。魚の名前はなかなか覚えられないですね。白身でほくほくで美味しかった。皮もパリパリとした食感で絶妙。
キュウリ系とちょっとレモンのソースだったような。



グラニテ。スイカでした。スイカって水分が多いから料理に向かないと思うのですが最近の技術はすごいですね。氷の結晶のつきかたが美しくてほれぼれしてしまうほど。このザクザク感、どうやって作るんだろ。イメージを掴む楽しみもまたフレンチ。



ヴィアンド。三ケ日牛のステーキ。
あんまりステーキは好きじゃないのですが、ここのは赤身を残したままのレアで柔らかく、食べやすかった。ロースの部位ですが甘くてお肉の味が楽しめます。ソースはトリュフだと思うけどしつこくなくて上品。



ここで会社との Skype ミーティングのため離席。俺のステーキ…。
いつも 30分くらいで終わってたのに、この日に限って1時間ちょっと過ぎて、通信費とかテーブルの様子とか気になってハラハラそわそわ。
教訓としては、休む時は思い切って休んだほうが他の人のためでもありますね。



復帰後、デセールからリスタート。
友人はチーズとかお酒とか楽しんでたみたい。

三ケ日みかんのシャーベットとか地元の食材も楽しみます。

後は、カフェ＋プティ・フール といった構成で終了。

1万円相当くらいの特殊なコースのようですが、いろんな種類が食べられて、なかなかの充実具合でした。
天気が良ければ景色も最高ですので、金額的にも損はないかと思います。



この日の客層は、女子会らしきマダムたち、結婚式の相談にきた若いカップル、妙齢の夫婦といった落ち着いた人たちでした。少し都会からドライブがてら離れて静かに食事を楽しむというのも、たまには良いですね。

浜名湖オーベルジュ キャトルセゾン （フレンチ / 尾奈駅、知波田駅、奥浜名湖駅）

昼総合点★★★☆☆ 3.5