ショープレート(飾り皿)。ホテルの名前の入ったお皿と上質のナプキン、そしてそれを止めているナプキンリング。美しくセットされていました。
でもなんかセンスがちょっと古くないかなぁ・・・。
元々ゴルフなんかを嗜む高級層向けのリゾート施設なので、金銭を持ってる年代向きってことなんだろうか。
予約制なので最初にコースをオーダーしておくのが通常らしいのですが、僕らはオーナーに依頼して予約してもらったので、その場でコースを決めさせていただきました。コースは12,000円の「エクストラ」にしました。
一応 3,000円代のコースもあるみたいです。割と安め。
トリュフのムース カプチーノ仕立て スクランブルエッグとトリュフ
スクランブルエッグの方はスプーン2杯くらいのボユームです。
少しトリュフが入っていますが、ちょっと分かりづらい。
トリュフのムースの方はムースの上に泡状になったものがあるという、ちょっと変わったもの。
ムースは確かにトリュフっぽい香りがする。でもなんだか不思議な食べ方だなぁ。
鰻とフォアグラのテリーヌ
これ。プチトマトを惑星に見立てた銀河系のオマージュなのかなぁ。
すごく技術があるシェフですね。
料理の方はテリーヌなので冷たいのですが、部屋が寒いのでちょっと嬉しくなかった。コースで決められているのでそりゃしょうがないんだけど。
フォアグラはさすがに美味しいのだけど、鰻のテリーヌの方は食べ慣れていないせいもあって、なんだか変な感じ。
皮の部分の苦みというか舌触りというか、そのへんがちょっと苦手。
トリュフスープ パイ包み焼き
この日は朝から雨も降って寒かったので、熱いスープは大歓迎!
サクサクのパイを突き破って食べます。
トリュフというよりたまねぎメインみたいだったけど、かなり美味しかった。
あと良い意味で熱すぎて、かなり身体が暖まりました。
トリュフも大きなのがちゃんと入ってました。
ポルチーニ茸と牛テール パッパルデッレ
ポルチーニは「トリュフ」「松茸」と並ぶ世界三大茸で、高級食材です。
ガラスのお皿でキレイなんだけど、寒い時に出されると、ちょっと涼しすぎな気がするけどどうなんだろう。
たぶん、このポルチーニは乾燥品ではなく、フレッシュだと思います。
超高級品ね・・・。
パッパルデッレとは、きしめんの倍以上幅の広いパスタです。
イタリア語の「パッパーレ (pappare)」が語源で、意味は「豪快に食べる」「食いしん坊」。
写真は金目鯛!
ここからメイン2品(魚・肉)になります。
ちなみに間にグラニテは挟みません。
魚は、目の前で調理してくれました。料理される前の食材をお願いして写真撮影。
部屋が寒いせいなのか、水蒸気がすごいことになってた。
金目鯛の香草蒸し ブールブランソース
フランス語で「ブール」はバター、「ブラン」は白の意味で、バターを使った白いソースです。
白身魚料理に一番合うといわれる伝統のソースです。
食材が美味しいので文句なく美味しいです。
バターの芳醇さと微かなワインの酸味が、シンプルにお魚のよいところを引き出します。
和牛フィレ肉ソテー 玉葱フランと松茸ソテー トリュフソース
和牛はかなり柔らかく、少しくらい冷えてても全然美味しく食べられた。和牛って本当にすごい食材ですよね。
ソースはちょっと赤ワインが強すぎる気がした。
全体的にシンプルで落ちついた味だったのですが、これだけ濃厚だった。
ピスタチオムースにチョコソルベ
ピスタチオ大好きな人にはたまらないデザートです。
上にチョコレートの甘いソルベがのっているので、これに絡めて一緒に食べると絶妙。
刺さってる板状のものもピスタチオで出来てて、パリパリと食べられます。
カフェラテ。
カフェラテはイタリア語で、カフェオレはフランス語。
最初から最後までイタリアンのイメージがしない料理の流れだったので気になって給仕の人に聞いたら、シェフはやっぱりフレンチ出身の人だそうです。
食後のコーヒーにはお菓子がついてきます。
お値段はお酒を呑んで2万ちょと。
ドレスコードのある店には珍しくお子様OKなので、家族連れのお客さんが多く、小さな子供の叫び声が終始響いてました。
金切声とか苦手な人は、ちょっと遠慮した方がいいかも。
■ルッチコーレ
TEL:053-488-0111
住所:静岡県浜松市西区村櫛町字志津ノ前4620 エクシブ浜名湖
完全予約制、ドレスコード有
ルッチコーレ (イタリアン / 浜松市その他)
夜総合点★★☆☆☆ 2.8