玉子からいこうかなぁ、とか順番を考えていたら、板前さんが僕の好きなネタを覚えていてくれて、さっそく握ってくれました。
サーモンと穴子。
サーモンがちょっとつぎはぎなのは、遅くにいったせいもあるのですがネタ切れだったからです。
小さな切れ端ですが集めてくれたのですね。
穴子。
ここのは七輪で焼くので、香ばしさと胡麻の香りで、かなり美味しい。穴子のふかふか感が丁寧で、僕のベストフェイバリットです。
あと、このお店はお皿の代わりに写真のような葉っぱを敷いてくれるので、写真映えしますね。
お任せで適当に握ってもらいました。
玉子、いか、エビ。
沖縄、タイと長期出張していたので、お店にくるの2年ぶりくらいだそうです。
その間に、居酒屋メニューが増えていました。そしてランチ営業が終わってました。
メニューが頻繁に変わるので、最近は晩酌と一緒にこちらのメニュー目当てのお客さんも多いようです。
このお店は、わりと地元大有名企業の社長さん達も利用していて、今日も某文房具チェーン店の社長様や文化勲章をもらった方などが来ていました。気さくにコミュニケーションがとれるところもカウンター寿司の醍醐味ですね。
というか、僕は今まで個室で食べてたことが多かったので、カウンターひさびさですね。
これが居酒屋メニュー。
そういえば茶碗蒸し最初に食べてたけど、写真撮り忘れたみたい。
最近、ぎんなんが入ってない茶碗蒸しが多いけど、ちゃんと入ってました。そして美味しかった!
ちなみに絵が描かれていますが、これは板前さんが描いたものです。
こういうの楽しいですね。
僕は職業上「ほっけ」と「めひかり」の描きわけの部分とかをどうしても注目してしまいますが。
いかの丸煮。
これ、イカを全部丸ごともらえるので、味の違いとか食感とか楽しい。
汁が黒いのは、ちゃんとイカ墨も使ってるから。イカ墨って、なかなか取れないので希少で高級なのですよ。
味付けは濃いめで、お酒にもよく合います。
豚の角煮。
柔らかくてジューシー。
ホタルイカじゃないからヤリイカかな。
最近こういうの好きになってきた。覚醒の日が近づいてますね。
っていうか、今メニューのホワイトボード見たらこれメニューにないですね。
裏メニューというか、メニューにないの出してくれたみたいです。
カキフライ。昔は鉄の味がするみたいなかんじで食べられなかったけど、今では好き。
特製の自家製タルタルソースがまた美味しい。
タルタルソースはいいですね。
いつか自分のオリジナルタルタルソースをプロデュースしたくらい好き。
もずくに、蟹肉をのせたもの。
もずくもメニューに無かった。
明日が休みだそうで、残りの蟹肉を追加してくれたみたい。
残りのサーモンも全て使いきろう! ということになり細巻に。
サーモンといくらを巻いて、親子巻。
臨機応変にこういうの作ってくれるので楽しいですね。
あとやっぱり最後に穴子を追加。
あとお吸い物とかいただきました。
柱に貼ってあったシールなのですが、昔流行したものだそうです。
千社札(せんじゃふだ)というみたい。
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千社札(せんじゃふだ)- Wikipedia
そして全部板前さんの手作り。
板前さんは学生時代は東京で美術をやっていたそうです。
いま話題の武蔵野の方ではなく、東海大なんだとか。
東海大って美術芸術のイメージないけど、昔はあったみたいですね。というか僕が知らないだけで今でもあるかもだけど。
驚くことにフォントでは無く手描きです。うまい!
メニューのイラストも確かにうまかったけども。
自分の名前を札のようにしてペタペタとはるそうです。
こういうのが世の中に出てきて「江戸文字」フォントが発生したみたいですね。
いろいろルールがあるみたいです。
僕は英文のタイポグラフィなので日本語フォントの目利きとかなかなかできないのですが、和風のデザインも面白いなぁ。今度真似してやってみよう。文化的側面もあるので、新しいムーブメントとかおこせないかなぁ。
お店には野球選手がよく来るとのことでサインがあります。
巨人の原辰徳監督とか。
同じ東海大の出身で同じ寮だったので遊び仲間だそうです。
さっきの札シールみたいなの、ロッカーにペタペタ貼りまくってくれて、それで学内にも流行ったりしたみたい。
味だけじゃなく、こういういろんな楽しみができるお店なので、野球好きな方とか特に気に入るお店だと思います。
ちなみに板前さんは、僕と同じ名前です。感じ違うけど。
■すし万
電話:0537-22-2046
住所:掛川市掛川584 (掛川城近く)
※駐車場は店の裏&通りを挟んだ横