スキルの振り幅が恐ろしく広いと言われる UX デザイン。
その観点から見ると、自分が思っている以上に注目されていないツールが「検索フォーム」。
空白が目立つレイアウトを埋めるかのように、よく右上の方にちょこんと配置されているのを見かけます。
もちろん、サイト内の情報のボリュームによって必要・不必要があるのですが。
単に「使いたいやつが使えば? 使わないなら消しちゃうよ?」的な機能を用意するだけ、単発の配置のされ方をしているのをよく見かけますが・・・。
検索フォームについては、閲覧者にとって便利だと思って設置されているオラオラ系の人も多いと思うのですが、問題はそこではないです。空白を埋めるだけの装飾でないのだとしたら、なぜ「情報が探せないかもしれないから検索フォームを置こう」と思ったのか、を考えてみる必要がありそうです。
閲覧者側からしてみれば気づかないことかもしれないのですが、UXデザインでは検索フォームが使用されたか使用されなかったではなく、入力されたキーワードの内容を解析します。
WEBデザインに携わる人にしてみれば、これほどまで自分のデザインを鑑みることのできるものはありません。
この検索フォームに何というキーワードを入力されたか、というデータを取ることで、情報を探してサイトに訪れた人が「何を見つけることができなかったか」「時間短縮のために何をいきなり求めたか」という貴重な情報を得ることができ、デザインの改善につなげることができます。
例えば、某CP社の検索フォームのログをチェックすると・・・。