お店の雰囲気は、昔ながらのお店みたいな感じで、壁にはメニューがたくさん貼ってある。
けっこう好き勝手に乱雑な感じに貼ってある。今どきこういう店も珍しい。
最近はシンプルモダンみたいな言い方で殺風景な内装が多い中、これくらいに昔の個人経営のラーメン屋を引きずったイメージの店舗は逆に新しいのではないのだろうか。
子供が喜びそうなアンパンマングッズの小さな人形がテーブルに並べられてあったりで、カップルや1人客よりは、ファミリーを大事にしているような雰囲気が見受けられた。
とはいえ、入口付近には週刊誌や週刊漫画も充実していて、サボリーマン対策も充分。
ガテン系のお客さんも来ていた他に、近所の人らしき姿が多かった。住宅街なこともあって、近所で愛されるラーメン屋さんといったところでしょうか。
ただ、テーブルの高さが僕には低すぎる。ちょっと食べづらくて、あんまり居心地はよくなかった。
ラーメンの種類の豊富さが異常。
これだけあれば好きなラーメンに巡り合えそうなほど。
ランチメニューは、ラーメン+丼もので、850円。これは割とお得感があります。
後は、ラーメン+餃子+チャーハンという全部盛り込んだもので1,000円のセットとか。
「普通のラーメン」があんまり食べたくなかったので、美味しそうに見える辛みそつけ麺を注文してみた。
辛味噌つけ麺+小ライス。
驚きのチャーシュー入り。あとメンマと刻み海苔と、肉そぼろ。
麺は細麺。ちょっと安っぽい。なんでつけ麺なのに細麺なのだろうと思うけど、たぶん全部のラーメンで同じ麺なのかも。
麺好きの人は期待できない味だと思う。
麺は僕にはちょっと少な目だった。
チャーシューは外側に香ばしく焦げ目がついたもの。
内部がトロトロで柔らかく外側がパリッとしていて、僕好みのもの。
普通のラーメン屋さんのような薄めに切ったものではなく、角切りにしたようなゴロゴロしたものが入っています。
そぼろ肉はどう食べるのかが悩みどころだったけど、麺に絡めてスープにつけて食べると担々麺みたいになって、なんだか面白い。ひき肉が好きな人には嬉しい演出だと思う。
つけ麺のスープの方は、ちょっと大きめの器に入っていた。
丼飯用の器なのだと思う。でもこれくらい大きい方が食べやすいし、何よりスープの量が多いと思う。
あとたぶん、つけ麺用のスープというより、普通のラーメンのスープと同じもののような気がしないでもない。
両方食べているわけではないから、なんとなくだけど。
スープは割と美味しい。優しい味。
分かりやすいところでは大量に白ネギが入っている。
辛味噌なのだけど、あんまり辛くはない。味噌の味は上品で良い感じ。
麻辣が入ってると思うけど、ちょっと酸味があり、すっきりして、後味も良い。
ガツンとくる味ではないけれど、女性や高齢者・子供などが好みそうな味だなと思う。
食べやすく、ファミリー向き。
全体的にファミリー向きの、「街のラーメン屋さん」といった雰囲気そのままのお店。
特に悪い印象はなく、尖った部分もないので万人に好まれる平均的な味だと思う。
いろんなメニューがあるので、まずは他のメニューも食べに再度訪問して色々食べてみたい。
藍麻翔 (ラーメン / 曳馬駅、上島駅、助信駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0