■iOS 7の主なテーマ
●Deference(服従)
UI は、ユーザが内容を理解し対話するのを助け、それに敵対しない。
●Clarity(明瞭さ)
テキストはすべてのサイズで読みやすい。
アイコンは正確で、見やすい。
装飾は控えめで、適切。
機能的であることに焦点をあてた設計を重視。
●Depth(深さ)
視覚的な階層構造、およびリアルな運きは、ユーザの喜びと理解を高める。
非常にふわふわしていて全く言及していない感覚的なところがデザイナーっぽい定義ですね。なんの参考にもならないです・・・。
発表されたスクリーンショットから、使用されているフォントは「Helvetica Neue」だと分かります。
iOS7 の目玉の機能として、Dynamic Type があり、アプリ内の文字が拡大できたりもします。
古くは、OS X の時から mac に入ってる、伝統的といってもいいフォント。
製品ロゴには myriad が使われており、なんかそのイメージが強いのですが。
というか、日本語フォントはどうなるんだろう???
こっちのほうが興味深い。
まさかの小塚ゴシック? エレガントですね(棒読み)
アイコンは光の描写と立体感がなくなったものに変更されました。
図柄も少し幼稚なくらいにシンプルに。
単調なボタン類と、擦りガラスのようなぼんやりとした背景が重なることで、
前後への画面の重なりが感じられるようになったというのは、モバイル端末の小さな画面の中で、おおっなるほどと思うデザインです。
ブラウザのタブも、今までの横へのパノラマ方式から、上下(前後)への効果に変更されています。
この概念は、3D の流行にも便乗して、つきつめていくと楽しい UI になりそうです。
今回のコンセプトは、iPhone や iPad を含む、ここ最近の Apple のデザインを躍進させた工業デザイナー・ジョナサン・アイブ(Jonathan Ive) によるもの。トランスルーセント(半透明)、チタンやアルミニウムなどの素材感、ミニマルデザイン。
これらはアイブの仕事の集大成ともいうべきアイコンで、なんとなく言葉では想像できたのだけど、実物はこんな感じなんだという感想なのですが。
なにはともあれ、Windows UI と iOS という2大の次世代 UI が揃ったことにより導きされる答え。
消えていく2つのデザイン。
ひとつは、インラインフレームや画面内ウインドウの廃止。コンテンツは1画面にまとめて大きく見せる。
もう1つは、
スキュオモーフィックデザインの廃止。少しでも余白を設け、見せたい要素だけを目立たせる。
そして方向性を示す2つのデザイン。
明度や彩度を利用した情報の重要度の区分け。
そしてミニマルで目的の情報に迅速にアクセスするための単純化。
Microsoft なのか、Apple なのかと、UI のどちらかに勝利を与え順位を与えるというのは、美人コンテストなみに意味がない行為だと思う。今はこの2つの OS が、人間の生活をどのように変えていくのかを、喜んで体験し勉強させてもらいたい。
──と、実はあんまり詳しく見てない僕が書いてみました。