上のパズルは「地球」という作品ですが、動物が重なり合って世界地図──地球を作っています。
ジョージ・ラックのパズルのテーマは、「成長と発達」。
そこに初期設定されたデザインは、かなり考えられています。
色遣いは、幼児向けのものにはビビットな原色。少し成長した年長児向けには、より本物に近い色が使われています。
また、2重・3重と多重層になっているパズルでは、最初の層では卵とヒヨコのパズル、その上に重ねるようにニワトリのパズルというように、「成長」が繋がるようなイメージにもなっています。このニワトリとヒヨコのパズル、通常の状態でもニワトリが卵を温めてヒヨコが親に寄り添っているという芸術性のあるイラストで、かなり完成度も高いです。
「消防車」という2重パズルでは、消防車の窓部分が穴というか欠けたピースになっており、その窓から下の消防士のパズルの顔が見えています。
愛くるしいイラスト重なり合って一つのイラストになっており、それがさらに1枚の合板を切り抜いたパズルになるという技術的にもすごいパズル。
現在はジョージ夫妻はニュージーランドに移住してのんびりとした生活を送っているのですが、直接出向いて1年間技術指導した中国工場の成果物を、夫婦自ら品質チェックもしているそうです。
僕は将来彫刻をやりたいとは思っているのですが、もし家を持ったら玄関には絵画ではなく、この立体感のあるジョージ・ラックのパズル「昼の街」か「ノアの方舟」を飾りたいと思ってます。
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