駐車場はお店の隣に数台分あります。
店構えはさすがに古くなりつつあるけど、それでも雰囲気あります。
浜松の歴史を感じるというか。
お店に入ると、L字型の鉄板カウンター。
個室は奥に6人入れる部屋があります。
個室なのですが、厨房からも繋がっていて（入口が２つある）中にも鉄板があって、ちゃんと目の前で焼いてくれます。
建物は古いですが、非常に清潔です。
これだけ油を使ってここまでキレイというのは賞賛されてもいいくらい。
ランチョンマットは席ごとに変わっているので、たぶん予約の人数で柄を変えているのだと思います。
僕のは可愛らしい柄でした。
座った目の前には、霜降りのお肉が。
あれにかじりつきたい・・・。
鉄板で野菜やお肉を焼く前に、食パンを焼くのがこのお店の特徴。
この食パン、見た目は普通ですが、食事の終わり頃にはすごいことになります（見た目は変わりません）。
ウーロン茶頼んだら、氷が丸いボール状のものでした。
特に意味ないけど、僕はこの丸い氷好き。
このタレにつけて食べます。
めちゃくちゃ美味しかった。
もうこれだけでも、このお店に来た甲斐があった。いきなり大満足。
サラダ。
柿やレーズンが入っています。ドレッシングは特製だそうで、親から子へと受け継がれているものとのことです。
けっこうなボリュームがあります。がっつり野菜を摂取できます。
最初に魚介類を焼いてもらう。
ぷりっぷりの海老と貝。写真の隅にあるのは豆腐。
焼いたものを次々と目の前のアルミホイルの上に出してくれます。
ほうれん草、ポテト、にんじん、ガーリック。
ほうれん草はジューシーで、ポテトや人参は甘く。ばくばく食べたらおかわりくれました。
人参はまあるく切り抜いてあってトマトにも見えますね。かなり甘いので子供にも食べやすい。
いよいよお肉。
ロースとヒレです。
「クローバー」に行った時は、ヒレとロースは一緒に出すことはできない、と、きつめに言われたのですが、一緒でもＯＫとのことでした。逆に不思議そうな顔をされました。
それにしても良いお肉だー。期待大。
やっぱり鉄板って良いですね！
最高の食材が目の前で調理されていく様はわくわくします。
焼き方はミディアムレアにしてもらいました。
焼いたお肉は、先程のパンの上に置かれていきます。
ロースは、肉汁がうまい具合に閉じ込められていて、本当に口の中でとろける感じ！
ヒレは、肉の旨みがそのままに、柔らかくも食べごたえのある食感！
このパンですが、上に置かれた肉の旨みと肉汁、そしてガーリックの風味を吸収して。
これにバターをたっぷり付けて長い時間鉄板の上に置かれます。
すると、じっくりと長い時間をかけて水分をとばされるので、カリカリした食感のお菓子みたいになるのです。
家庭ではできない、手の込んだバターガーリックトーストみたいな食パン料理になります。
これが、すごく美味しい！
パンでもビスケットでもないような不思議な感覚のパンです。
僕はブルスケッタが大好物なので、これはもうド真ん中ストライク。
最後にガーリックライス。
鉄板に残った肉汁とガーリックを使って作っていきます。
最初のホタテが美味しかったので、ホタテも一緒に中に入れてもらいました。
漬物と、わかめスープと一緒に出されます。
わかめスープは普通だけど、あっさりしていてよく合います。
想像以上に、わかめ多めです。
ここまで一見普通ですが、実は全ての料理は増量してもらっていて、最初から3人前あります。
なので3杯ぶん。
最後にデザート出てきました。
これ、甘くて高級なメロンでした。一口食べて安くないのが分かる。
17時に予約したので最初は誰もいなかったのですが、19時には満席なって待っている人も出てきました。
客層は、街中に住んでそうなシニア層の男性2人、裕福そうな父と30代っぽい娘、20代後半っぽいしっかりしたカップル、3世代家族っぽい老夫婦～小学生の6人組。
どのお客さんも店主さんの知り合いで顔見知りらしく、お客同士で、または店と客とでリラックスした会話をされていました。
たぶんリピーターとなって何度も足を運んでいる、または世代をこえて親が子供を連れてくるような店なのだと思います。
ファンが付くお店は美味しい。そして良い店。
観光地などで一見相手に荒稼ぎするようなお店もあるのですが、そんな低俗なお店とは違う、街中に根差した姿勢は食文化や食育という意味でも応援したくなります。僕はこういうお店は大好き。
僕も子供ができたら、ぜひ連れてきて本当の美味しいステーキというものを食べさせたい、そんな昔ながらのお店です。
■神戸ステーキ
TEL：053-452-4744
住所：静岡県浜松市中区旅籠町48
神戸ステーキ （ステーキ / 新浜松駅、浜松駅、第一通り駅）
夜総合点★★★★☆ 4.0
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