デザインの決定権は誰?

2009年04月14日 09:09

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まだシーポイントに入る前の新人デザイナーとして駆け出しの頃。
僕の最大の敵は、とても身近で自分の上司でした。

デザインの意見の食い違いというものは、表現を仕事とする僕たちの間では日常茶飯事です。
お客さんよりも社内の方が摩擦が生じるのが多いと思います。
(一番難しいのは、社内プレゼン)

ですので僕は自分の周りの人には、僕の意見に左右されずに直接お客様と決めて、と言います。
これは、僕がOK出してもお客様がOKを出さなければ意味がないからだし、僕がやり直しさせなくてもお客様が気に入ればそれでOKなので、あまり意味がないからだと思うからです。

また、プレゼン時に大勢の相手が座っているときなどは、意見が割れすぎて何だか分からなくなる時もあります。
抽象的な言葉だったり、感覚的な意見の場合も結局方向が定まらないので困りものですね。
あと、力関係とか・・・。


僕も感覚的な単語を並べすぎる傾向があるので、いろんな意味にとれるような言葉にならないように気をつけてはいるのですが、たぶんそっちの方が楽なのか、なかなか直りません。

デザインには「定量化」という最大のテーマがあります。

これは「見積してほしいんだけど、これくらいならいくら?」「半日でどれぐらいのデザインができる?」とか、デザイナーなら必ず聞かれた経験があると思うのですが、これ、決まった答えを出せません。
デザインって最終的には、人の感情に左右されるものなので、このへん難しいですよ!

描いてないデザインの価値は誰にも分からないものですし、良いデザインというのは、人間が触れて良い影響があってはじめて分かるものですから。
使われていない製品の良さを説明することはできません。


作るのは僕だけど、判断するのは、あなた。


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yasukawa
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浜松在住クリエイター&デザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
【認知心理学、コミュニケーションデザイン、情報デザイン、UI/UX、インフォメーションアーキテクト、サイネージ(Scala)、3Dモデリング、データベースアプリ構築(FlileMaker)、Flash Script 2.0&3.0、サーバ構築(Linux)、IoTセンサー&電子工作(Arduino)
文部科学省後援情報検定 情報デザイン試験合格
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デザインカレッジ 外部講師(WEBマーケティング)
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