一条工務店だと、最初からオプションで施工できるのは三協アルミの「キーガル」。
■【三協アルミ】玄関ドアスマートキー UBキーガル
http://alumi.st-grp.co.jp/products/entrance/ub_keygal/index.html
このキーシステムは最初から施工されることもあって見た目的にもシンプルで良いのですが。
防犯上の理由で(家に帰ってきて玄関内に鍵を保管した場合、第三者に開錠されるおそれから)手持ちのキーに振動を与えないと動作しないシステムで、それがすごく使い勝手が悪そう。
しかし、スマホなどの高性能端末を経由させれば、このあたりは解決するわけで。
数社からスマホを鍵とするスマートロック商品が発売されています。
僕は、その中から「QRIO」を選択し、購入してみました。
後付け施工、予備電池、キーのシェア、オートロック機能、日本製。
購入を決意させる良い機能やいろんな理由があるのですが、やはり2万円以下というのが魅力。
この商品はクラウドファンディング「Makuake」でプロジェクトが公開され、目標額 150 万に対して 2,500 万の資金を集めてしまったという伝説を持っていて。天下のソニーまでも、出資しています。
■Qrio株式会社(キュリオ株式会社)
http://qrioinc.com/
■世界最小!「Qrio Smart Lock」で世界中の鍵をスマートに | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)
https://www.makuake.com/project/qrio-smart-lock/
ただ、スタートアップ企業ということもあり、納期が遅れたりいろいろあるみたいですが。
予約したものが最近になってようやく納品されたので、さっそく取り付けてみました。
こんな箱に入って送られてきます。
通販事業を社内に持たず、販売は、Amazon などが行っているようです。なので店頭に置くことを考慮していないためパッケージデザインがされていない簡易包装ですね。
よく分からない梱包のされかたをしています。
なんで穴あき段ボールなのか。
外装の帯には、いろいろ説明が。
通信には Bluetooth を利用しているそうです。干渉距離は 10メートルとな。
箱を開けると、ウェルカム封筒の中に、オーナー登録カード、リファレンスガイド、取り付け用シール。
マニュアルは、かなり出来が悪く、全く見ませんでした。
これが本体。シルバーでスマート。
裏面。四角いボックスの部分には、電池が入ります。これがなければかなり小型化できるはずなのに。
丸い部分は、玄関ドアのサムターンを回す器具を取り付けるステージです。
本体の上部カバーを取り外すと、乾電池を入れるスペースがあります。
この乾電池が、コンビニなどでは普通に売っていない「CR123A」というタイプのもの。昔ながらのカメラなどに使われる高性能ボタン電池のようです。
というわけで、さんざん店を回ったあげく、電気屋さんで4本GET。
さて・・・と、帰ってきて箱の中をよく見たら、箱の中に電池が入ってました。てへっ
本体の左右に、電池を2本ずつ入れていきます。
合計4本必要ということではなく、2本必要で後の2本は予備電源になっています。
片方の電池が切れたら、もう片方の電池で動作するようになっていて、いきなりの電池切れで玄関に入れないという問題がこれで解決してるんですね。
スマホの画面から、ロックのステータスが見られるようになっているのですが、残りの電池残量も表示されるようになっています。
ここでオーナー登録。
シールをペリペリめくると、中にいろいろ書いてあったり、QRコードとか。QRを読みこめば、あっという間に登録です。
スマホにアプリをインストールして、アカウント設定。
これで準備OK。
ドアに貼りつけます。
貼り付ける際に、ドアとの高さを合わせるためにアタッチメントが2個ついてきます。
ウチのは、かなり鍵が小さいこともあって届かず、この下駄を1個はかせました。
サムターン側の大きさにも対応できるように、アタッチメントがのサイズが S・M・L の3種類入っています。
玄関ドアに設置。非常に簡単。女子でも簡単。
正面から見るとかなりスマート。
横から見ると少し高さがあって目立ちますが、ウチのドアには違和感ないですね。
後は、スマホのアプリからコントロールします。
画面下のスライドを左右に動かすことで、ロックやアンロックをします。
動かすと、電子音とモーター音がして、カチャリと動作する様は、近未来で楽しい体験。
便利な機能は、やっぱりオートロック。
ドアを開けてから数秒間で自動施錠される機能は、閉め忘れがなく便利。
逆に締め出される可能性もないけど…。
自動施錠するまでの時間は、秒数で設定できます。
あと、インターホンで来客対応したら、その場で玄関を開錠してあげるとか、使い勝手もいい。
あと、地味に便利なのが鍵のシェア。
期間を設定した鍵を友人に送付することで、自分がいなくても家に入って待っててもらうことができたりとか。
期間が設定できるので、その後のセキュリティ的にも良いし、またキーを使った履歴も管理できるので、防犯上にも良い。
家族がいる人には、誰が帰ってきてまた出ていったとか、そういうのも履歴から読みだせます。
ウチは、玄関内にもう1つ内玄関があり、手前の部屋まで誰でも利用できるスペースというか集まれるスペースになっているので、こういう使い方ができるのはすごい便利。たぶん複数人が使う会社の事務所とかにも便利だと思います。
在籍している社員に鍵を配って、辞めた社員のカギを削除するだけでいいし。セコムとかもこれから要らなくなりますね。
アイデア次第でいろいろ使える、いまどきの家アイテムだと思います。
数週間使って、いろいろ感想はあるのですが、次のエントリーで。
2018/08/07
購入した Qrio Lock を設置して利用してしばらく経つので、旧モデルと比較した感想など書いていこうと思います。
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