でも今ググってみたら、いくつか商品がひっかかりました。
「玄関の網戸」を販売しているメーカーも、ちらほら出てきたようです。
このご時世、アイデアはどんどん商売になるものです。
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取り付け簡単!全開式玄関アミド●新簡単網戸
普段は、こんな感じに、折り畳まれて、すみに収納されています。
うにょんと、引張りだします。
広げて、マグネットでカチャンと固定されます。
これで風が通りやすい玄関の完成。
よく見ると分かるのですが、ネジ穴なんかも見えていて、ハンドメイド感ばりばりですね。
作ったのは父親なのですが、父はこういうのをよく作ります。
元々クリエイティブが好きな人なのだと思います。
窓にはあるのに、玄関を網戸にするというのは、できそうでできないし、作ろうと思っても作れない。
「作りたい」「作ろうと思った」ではなく、「作った」という事実が大事です。
今から自分がこれを作ろうと思ったら。
材料集めも大変だし、失敗して材料が無駄になるのも怖い。
そもそも、作れるのかどうかも分からない。
──そんな人が、ほとんどだと思います。
そして口では「こんなぼろい網戸、自分にも作れる」という人が、100%だと思います。
網戸を欲しがる可能性のある市場を、どう捉えるか。
自分は、どう動くのか。
前述の酒屋の笑い話は、笑い話で終わりだった話。
実は、この無限廻廊からの脱出できる「突破口」があります。
自分の持ってるお酒が、かなり良い物だとしたら?
他人が売ってくれと、せがんでくるようなものだとしたら?
自分の仕事を面白くするのは、想像上のなんでもできる自分ではなく、やってきた自分の結果だと思うのです。