WEBが本やテレビと同じようなメディア媒体だと考えれば、特別なインプリメントはリアルタイム性。
購入しようとした商品に在庫があるかどうかを表示時にデータベースに問い合わせ、その在庫状況結果を表示することなどが可能です。
インプットとアウトプット。そしてレスポンス。
本やテレビには無い、画面の向こう側との対話。
画面に特化した操作と、画面設計の UI が、模倣品ではない WEB としての表現技術だと言えます。
俗に言う「WEBデザイン」ではない、装飾をそぎ落とすような本質的なデザイン。
シンプリシティ(Simplicity)という言葉が当てはまると思うのですが、簡単・質素にするという意味ではなく、
無駄がなく実用的であり魅力的であるということ。
クリエイターのことを、よく「 0 を 1にする仕事」と言うと思うのですが。
デザイナーは、「100 を 1 にする仕事」。
「足し算」としてのクリエイティブと、「引き算」のデザインが必要になります。
引き算という概念を説明すると、いろんな複雑で分かりにくいことを、分かりやすく簡潔にすること。
複雑な問題に、解決策を提示すること。
WEBデザインがデザインの言葉を冠しながらも「デザイン」となかなか認められない背景には、携わる人たちが安直なビジュアル面の模倣品を量産してしまっていることが問題だと感じています。
WEB としての美学をつきつめた、「エレガントな」成果物を造ることができるようにしたいですね。
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