
いま見たら妙にありふれたデザインで、その優位性も薄れてきた iPhone。
発売当時のデザインをクールだと感じたという分析をするなら、美しいカーブを描く磨き上げられた鏡面処理など、外観というよりもプロ職人による技術の美しさが光っていたようにも思います。
それまで大量生産品では不可能とされてきた技術を、商品に使用することができたわけですので、それは「新しい」「他の商品には無い魅力」「未来の商品」に決まっているわけで。
技術が流出してしまった現在、それが当たり前のものになってしまうと、なんだか急に古臭くガッカリ感を抱いてしまうのは仕方ないことなんでしょうか。
加速しすぎた技術と技術の贋作による普及って、怖い。