
水道の蛇口をひねる部分の、「青」が冷たい水、「赤」が熱湯。
そんな色分けは非常に分かりやすく、初めて使う人にも安心。
同じ効果を狙ってからか、よく「色分けすることで情報を分かりやすくする」的なやり方を目にすることがあるのですが、その色が持ってる情報自体がよく分からないことって多いですね。
色の組み合わせというのは手法としては簡単な部類で誰にでもできるデザインなのですが、受け取る側の感性にも左右されるので非常に定義が難しいところです。
単純に色分けさえすれば誰にでもわかりやすいデザインになり「ユニバーサルデザイン」だと考えている人も多いらしいのですが、微妙にズレています。
ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。(-- Wikipedia より抜粋)
上記の通り、障害者にも把握できるという定義があるため、色の見え方が一般と異なる(先天的な色覚異常、白内障、緑内障など) 人への配慮ができていないためです。