今回は試験的に運用するので、11年前のゴミみたいな PC(Win7・i5)を再利用。
CentOS をインストールして、仮想マシンを構築する。Windows でも VMware などがあるので、Linux の環境構築を練習したい時など便利。
■KVMスイッチ
http://www.linux-kvm.org/page/Main_Page
KVM は Kernel Virtual Machine の略。
Windows にVMware を入れた時は簡単にブリッジ接続ができたのだけど、CentOS の時は手こずったので覚書。
〇ブリッジインターフェースを表示(デフォルト状態)
# brctl show
bridge name bridge id STP enabled interfaces
--------------------------------------------------
virbr0 xxxx.xxxxxxxxxxxx yes virbr0-nic
※virbr0 はデフォルトで設定されている仮想ブリッジ。使用することは無い。
ifconfig virbr0 コマンドで内容の確認できる。
〇仮想ネットワークを表示(デフォルト状態)
# virsh net-list --all
Name State Autostart Persistent
--------------------------------------------------
default active no yes
この状態で外部へのインターネットへ到達はできるのでネットサーフィンだけさせるのは可能。
ただし仮想マシンへアクセスさせる使用の仕方(通常のホスティングサービスやレンタルサーバ)のような環境を構築するには外部サーバから内部の仮想マシンへ到達できるようにする必要がある。
libvirtd サービスをインストールし、オフラインゲスト編集ツールもインストールする。
# yum -y install '*guestf*'
仮想マシン起動
# systemctl start libvirtd
CentOS のネットワーク設定は下記にあるのでバックアップをとっておく。
/etc/sysconfig/network-scripts/
デフォルトの設定ではブリッジに対応していないため、ためネットワークマネージャーを停止する。
# systemctl stop NetworkManager
# systemctl start network
# systemctl disable NetworkManager
# systemctl enable network
netowork を起動させるが、GUI だとこの時点でネットワークアイコンが消える。また GUI でのネットワーク設定がエラーになってできなくなる。CUI からは可能なのであんまり関係ないが GUI版の人は注意。
(1)ブリッジを作成する
# brctl addbr br0
# brctl show
bridge name bridge id STP enabled interfaces
--------------------------------------------------
br0 xxxx.xxxxxxxxxxxx yes ←★ここ空白になっている
virbr0 xxxx.xxxxxxxxxxxx yes virbr0-nic
vnet0
(2)仮想ブリッジに物理NICを接続する
# brctl addif br0 eth0
# brctl show
bridge name bridge id STP enabled interfaces
--------------------------------------------------
br0 xxxx.xxxxxxxxxxxx yes eth0 ←★eth0 が付いた
virbr0 xxxx.xxxxxxxxxxxx yes virbr0-nic
この時点でエラーが出てコケること多い。
古き良き資料では NIC のデバイス名は eth0 が定番だが、今どきのルールは enp0s25。
「en」、「p0」、「s25」と分けて読み、en はイーサネットの略、p0 は PCI Express の0番、s25 は PCI Express の25番スロットを表している。
(3)br0 の設定をちゃんと修正する。ここでは固定IPを利用。
vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br0
DEVICE="br0"
ONBOOT="yes"
TYPE="Bridge" //ここでブリッジ設定
BOOTPROTO="none"
IPADDR="192.168.xx.xx" //ホスト側のIP
GATEWAY="192.168.xx.xx"
STP="on"
DELAY="0.0"
(4)eth0(LANインタフェース)の設定をちゃんとする
DEVICE="eth0"
ONBOOT="yes"
BRIDGE="br1"
NM_CONTROLLED="no"//Network Manager を無効
(5)リスタート
# systemctl restart network
# brctl show //確認
KVM の GUI から設定する場合は、詳細から新規で「ブリッジ」を開き、相手にイーサネットを選択。ホストの IP アドレスを静的に指定する。仮想マシンのインストール画面で 新たな固定 IP を設定する。
選択するのは「Host device eth0 (Bridge 'br0') 」日本語環境だとブリッジ→ホストと表記されているもの。
SSH 接続などを試し、外部から仮想マシンへの接続ができることを確認。
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