厚ガラスと厚ガラスの間に空気(ガス)の層を作ったペアガラスが標準装備なのですが、このペアガラスの間に防犯フィルムが入っていて、簡単に割れないようになっています。よく映画なんかで、窓から侵入する際にガラスを割って鍵をあけて侵入するというシーンがありますが。このフィルムが破れにくいのでガラスを割れたとしても破片が飛散しないでくっついたままなので、さらにフィルムをひっぺがすなどして、さらに向こう側のガラスを割るという面倒なことをしないと侵入できなくなっています。
防犯フィルムのガラスを割ろうとするとどうなるかは、丁度一条の動画がありました。
防犯フィルムが、ペアガラスの内部に貼られているのは剥がされないためではなく、ガラス掃除がしやすいようにという配慮のようです。
逆に2階以上で火災の時の救助などで窓から侵入できないといけない必要があるのですが…。
それは高層ビルと同じで。通りに面した窓のところにマーキングがされている部分があります。よく窓に描かれている赤い三角形マークね。そこが外れるようになっているみたい。
全部の窓に、防犯警報装置も標準装備です。
窓が開くと、家の外と中で警報が鳴り響きます。24時間換気システムがあると窓を滅多に開けないのですが、気持ちの良い春の日に風を入れようとつい開けてしまって、アラームが鳴り響くということが最初の頃はよくありました。
これ、開けた窓の場所でアラームを止められてしまうと瞬間的に止めてしまうことができて防犯の意味が無いので、防犯コントロール端末が別の場所にあります。なので、最初のうちはアラームを止めるために家の中を走り回ってました。
友人が家に遊びにきた時も、あらかじめ窓のことを伝えておくか切っておくかしないと危ないですね。
ちなみに窓だけでなく、宅内ドアなんかにも付けられます。
また、窓には防犯シールが貼られています。
最初、邪魔だしお洒落じゃないから要らないと言ったのですが、一応メーカー側の規則があるみたいです。
セコムマークの偽ものが売られているのを見たことがありますが、一条のこのマークの場合、ニセモノではなく警報が実装されているので、友人の家でも見かけた時は窓の開閉に気を付けた方がいいですね。
また、ガラスに針金が入っている網ガラスのは防犯のためではなく、街中の中心街に近い建物は防火ガラスにしなくてはいけないと政令で定められているからです。
望む望まないにかかわらず、この防火用設備にしないといけないという。そのため、普通の家よりコストがかかるという罠。
一条の場合、耐熱ガラスを採用するようになったと聞いたので、新しい住宅は準防火地域でも網入りガラスではないようですが…。
3階建ての場合は、網ガラスにしなくてはいけない、とのこと。
まぁ普通の家より高性能の窓がはまっていると思えば、我慢もできますが…。できれば網入りじゃないほうが良かったですね。
中心街に近めの準防火地域に家を建てようと計画している人は、網入りガラスになるか前もってチェックしておいた方がいいですよ。
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