オーギュメンテッド・リアリティとは

2009年06月26日 09:09

  • LINEで送る
キムタクドラマの「MR.BRAIN (ミスターブレイン)」では、劇中に机全体がモニタになっていて、指でタッチして動かしたり、3D映像が立体的に浮かび上がって、様々な方向から情報を眺めたりするシ-ンがあります。

TBS ドラマ 『 MR.BRAIN (ミスターブレイン) 』

これは、オーギュメンテッド・サーフェイス(拡張表面)というプロジェクトで数年前から行われている実験で、部屋全体がコンピュータのインターフェイスとなった環境を構築し、それによっておこる様々な課題を研究するものです。


最近よく「AR」という言葉を聞きますが、こちらはオーギュメンテッド・リアリティ(拡張現実)の略で、技術を指す言葉になります。
もうこっちの言葉の方が有名ですね。

拡張現実 - Wikipedia

店頭にて、こんなデモがありました。
自分自身が写っている鏡のようなカメラの前で子供がレゴの箱をかざすと、パッケージ上に完成イメージのレゴモデルが浮き上がり、モニタ映像の中で子供が実際の大きさや形を確かめる・・・等、ビジネス利用シーンにも面白いものがあります。

Tシャツを実際に着た映像を見せてくれうるもの、ゲーム的なものまで、けっこういろんな実例があるようです。


ところで、数年前のSFに出てくる「未来の町のイメージ」とは、どんなものだったでしょうか。
わかりにくかったら、ドラえもんに出てくる21世紀のイメージで。

車が空を飛び、空中で曲がりくねった半透明のチューブの中を人が歩き、円盤の形をしたドームの中に人が住む。
家具は無機質でシンプルで、まるでプラスチックでできたような質感。

そんなかんじだったではないでしょうか。

実際の21世紀のイメージは違うことが、今現在の僕らは知っているのですが、それにしても、なぜひとつもこのイメージに近づかなかったのか? 家具ぐらいパントンチェアに代表されるようなプラスチック系のものが、なぜ流行らなかったのか。


でも、現実によく考えてみれば、プラスチックの家具より木材でできた暖かみのあるものが流行るのは明かなわけで、デザインと現実の間には、理想と現実の、企業の思惑と消費者の嗜好のように、実は差があるものなんですね。


ちなみに家具がプラスチックになると、水洗いができる、掃除が簡単などの利点がありますが、人は機能より使い勝手や外観を好むという良い例になります。


同じカテゴリー(デザインの話)の記事
デザイン産業のいま
デザイン産業のいま(2021-01-10 23:47)


このブログの新着情報を配信中!

RSSリーダーに登録することで、新着情報だけを確認することができ便利です。
上のアイコンをクリックしてご登録ください。

見るだけでは飽き足らない、あなた。あなたも小言に参加してみませんか。コメントトラックバック、ご自由にどうぞ。


入力した内容は表示されます
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
過去記事
デザイン特集
グルメ特集
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
QRコード
QRCODE
プロフィール
yasukawa
yasukawa
浜松在住クリエイター&デザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
【認知心理学、コミュニケーションデザイン、情報デザイン、UI/UX、インフォメーションアーキテクト、サイネージ(Scala)、3Dモデリング、データベースアプリ構築(FlileMaker)、Flash Script 2.0&3.0、サーバ構築(Linux)、IoTセンサー&電子工作(Arduino)
文部科学省後援情報検定 情報デザイン試験合格
日本商工会議所販売士検定試験2級合格
日本英語検定協会実用英語検定試験3級合格
デザインカレッジ 外部講師(WEBマーケティング)
日本最大級レビューメディア「zigsow」2021年ベストレビュワー、2022年ベストレビュー