店内は殺風景なほどにシンプル。
基本的に余計な飾りが一切無く、日常から切り離されたような空間です。
ちょっと寂しい気もしますが、余計なものはいらない、ただハンバーグの「味」だけを追求する! というストイックさえも感じる内装です。
洋食屋さんらしく、最初からスプーンやフォークなどが並べられています。
ちなみに僕は最初から最後まで、箸を使いました。
食器から、とにかくシンプルで純粋無垢が好きな人だと想像できます。
綺麗に使い込まれたようなフォーク達も、年月を感じさせてくれて、これから出てくる料理にワクワクとさせてくれます。
料理はこんな感じで、ワンプレートで出てきます。
これは、ハンバーグ+カニコロッケのセット。
お値段は普通の店の2倍くらいある強気の値段設定。
ボリューム的には大人には物足りないくらい。女子にはちょうどいいかも。
ハンバーグは、少し粗めで舌触りの良く、肉の食感があるもの。
ごつごつした肉の塊に、甘く芳醇なオリジナルソースがかなり合っています。
ソースはさらさらしたソースで、くどくないのでハンバーグ以外にも合いそう。
ただ量があんまりないので、パンに付けて食べようと思っても、ほとんど残らないのが残念。
外側は焦げてる感じに焼かれ、中は赤い。そんな状態。
そのため噛むのにも柔らかく、口の中でほろほろと溶けていくような感じです。
このへんの食感はハンバーグならではで、ステーキとは違った楽しみ方ができますね。
コロッケはソースではなくタルタルソースでしたが、僕はタルタルの方が好きなのでこっちの方がいいです。
たぶん同時にカキフライを注文したせいでタルタルなのかもしれないですね。
コロッケの衣は固めで、注意しないと口の端を切りそうなタイプ。
ソースを含ませると柔らかくなるので、好みに応じて食べ分けできそう。カラッと揚がっていて油っぽさが全然無いので、食べやすいです。
サラダやポテトサラダは、まぁ普通。ナポリタンも普通ですが、洋食屋さんというのはこんな感じだと思うので、これはこれで完成されているのだと思います。
タンシチュー&カキフライ。
もうひとつの看板メニュー。
少し酸味のあるようでデミグラよりは少し薄めの、さっぱりしたソース。
タンはじっくり煮込まれていて柔らかく、ハンバーグとは違った上品さがあります。
それぞれのセットには、ご飯かパンを選べます。
パンは2個で、ホテルバターが付いてきます。
グラタン。
僕は白いのが苦手なので、もうちょっと焼き目が付いててもいいかも・・・。
でも人の好みって難しいですね。
コーヒー。
最後に気持ちよく、喉に残った脂を洗い流して終了。
至福のひと時でした。
個人的には、もうちょっとだけハンバーグが大きければうれしい。
もしくは、ハンバーグが2個ついてるメニューも用意してほしいなぁ。
あと、使ってるお肉に関しての言及が店内にもメニューにもどこにも全く無いのだけど、もう少し情報発信してくれたらなぁと思います。
味的には問題なく満足できるほど美味しいので、後はコスト部分で、この金額が OK かだけだと思います。
カツレツやオムライスなどもあったので、他の料理も食べてみたい。
僕にとっての銀座の「煉瓦亭」みたいな洋食屋さんになってくれるといいなぁ。
ティーアンドリュー (洋食 / 八幡駅、助信駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0