暖房と冷房のスケジュールを管理する「Nest Learning Thermostat」というデバイスのデザインがカッコイイ!
■Nest | The Learning Thermostat(英語)
http://www.nest.com/
なにこれ、めっちゃ欲しい!
人間の行動から情報を収集して学習し、暖房と冷房のスケジュールを管理するという機械なのだそうです。
機能もホット&クールですけど、デザインも良い。
デザイナーは iPod のデザインチームを指揮していた トニー・ファデル(Tony Fadell) とのことです。
どうりで、iPod の UI に近い、表示領域いっぱいにパネル状にした情報を表示するというデザインに匂いを感じるわけですね。
■トニー・ファデル - Wikipedia
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このプロダクトなのですが、単純にビジュアルから入ったわけではなく、エネルギー消費量の1割を占め、家庭内の電気代の半分を占める「冷暖房」という分野、そして「サーモスタット」というアイテムに、デザインとテクノロジーが活かされていないのが耐えられなかった、という想いからスタートしたのだそうです。
確かに、こんなに身近でよく使われていない物に、少しも企業が関心を示さなかったのが不思議なくらいですね。
さすがシリコンバレーの企業、着想から違う。
しかも作ったのは、創業したばかりのベンチャー企業。
この話題性と注目性。
「巣」という意味を持つ「Nest」の名前を冠したこのサーモスタットは、センサーとアルゴリズムによって、人々の行動や嗜好を学習し温度を上下に調整、自宅にいるときには快適に感じる温度に保ち、外出している間はエネルギーを節約するという仕組み。
また、クラウドの技術などを用いて学習や情報提供する他、Wi-Fi 接続でリモートコントロールできるなど利便性に富んでいます。
単純に自動化されているというだけではなく、エネルギー節電のための情報やヒントを提供するという構想が、凄い。
UI にこだわりダイヤルで直観的に操作できるという点、エコロジーに貢献している点、そしてクラウドなど最新技術を用いているという点。そしてヴィジュアル。
プロダクトとして、ここまで完成している工業製品も珍しいのではないでしょうか。
っていうか、iPhone とか今話題だけど、流行だけの、ただの携帯電話とか要らない。
僕はコレが今欲しいです。