ソーシャルネットワーク

2011年02月08日 01:20

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ソーシャルネットワーク

映画「ソーシャルネットワーク」を見てきました。
予告編を見て面白そうだったこともあり、公開直後に行くつもりだったのだけど、なんか回りの評価が高すぎて逡巡する自分。

でも、正直、そんなに面白いと感じなかった。
なんで映画館の大スクリーンで、ただのヒューマンドラマを観に来てるんだ? フルCGや飛び出す3D映像なこの昨今に? これお金払った意味あるの? みたいなケチな感情かもしれないけど。

ただ、Facebook の生い立ちみたいなのは、非常に理解できた。
ナップスターの創始者と関係してたっていうのも、初めて知った。

知識は得られたけど、でも娯楽の部分がない。
起承転結のあるストーリーもなく、坦々と(良く言えばテンポよく)進む感じ。
正直「新サービスを作りたい」というモチベーションにはなった。

でも一般の評価が高いみたいだけど、僕が裏を読んでないせいなのか、よく分からない。


映画は、非常にもの哀しい雰囲気が漂う感じ。
冒頭では主人公であるザッカーバーグが恋人に対して失礼なことを連発し別れ話をされ、「あんたがモテないのはオタクだからじゃなく性格が悪いから」と痛い一言。
その後、酔った勢いで彼女の悪口をブログに書き、大学内のDBにハッキングして顔写真を手に入れ、どっちが美人か、と比較投票させるサイトを悪のりしたまま立ち上げる・・・。

よくあるオタクというかストーカーのような話なのかもしれない。

人間として最悪な上、役者さんが無表情の演技するので、それがまた不完全な「天才」を際だたせる。
元彼女に未練たらたらの上、他人のアイデアをパクり、数少ない友人をも裏切る。
人に相談しない、人と話をしない、他人を見下す言動をする。
そんな彼が、最終的に史上最年少の億万長者となってしまう。


だけど本人は友人から訴訟され、元彼女に連絡をとることもできず、ただ Facebook の彼女のプロフィールを眺めるのみ。


Facebookのサイトには、
Facebookを使うと、友達や同僚、同級生、仲間たちとつながりを深められます
というキャッチコピーがあります。
アメリカではアクセス数が Google を抜くほど大成功し、利用者は増え続け、利用者同士のコミュニケーションを促し、今もつながりを生み続けている。

それとは正反対に、創始者であるザッカーバーグは、誰ともつながることができない。できなかった。

彼が本当に望んだものは、なんだったんだろ?



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yasukawa
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浜松在住クリエイター&デザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
【認知心理学、コミュニケーションデザイン、情報デザイン、UI/UX、インフォメーションアーキテクト、サイネージ(Scala)、3Dモデリング、データベースアプリ構築(FlileMaker)、Flash Script 2.0&3.0、サーバ構築(Linux)、IoTセンサー&電子工作(Arduino)
文部科学省後援情報検定 情報デザイン試験合格
日本商工会議所販売士検定試験2級合格
日本英語検定協会実用英語検定試験3級合格
デザインカレッジ 外部講師(WEBマーケティング)
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