古き良きイタリア料理、リストランテ 八木

あまり外食というか食事が減ってきたので、久しぶりにイタリアンの「リストランテ 八木」さんへ。
たぶん3年～4年ぶり。浜松に居なかったことを含めても、かなりのひさびさです。

このお店は、洒落てカジュアルな今時の「イタ飯」ではなく。
昔ながらのトラディショナルなイタリアンを提供してくれるお店なので、時が経っても少しも変わらず。
流行にのっかるわけでもなく、少し頑固に昔から変わらないというものに、人は居心地の良さを感じるものかもしれないですね。

変化する、ということは非常に大事なことだけれど。
意地をはる、ということも貫き通せば、それはある意味、茨の道でもあり。
どちらがプロフェッショナルかと問われれば、貫き通すことがプロとしての矜持なのだと思います。

人は弱く、強くなりたいと変化を求めるのは性なので、弱い僕らはそれでも強さを求めるために変化をし続けなくてはならない。
それが世界と人間の関わり方のような気もします。

マッシュルームとビネガーで、酸っぱいけど食欲のわく一品。
でも最初からイタリアン！って感じがして好き。



イタリアンなので、ペリエでもエビアンでもなく、スルジーヴァ。
販売会社の関係でイタリアンだとサンペレグリノが多い気がするので、なんかひさびさ。
スルジーヴァはボトルデザインがカッコよくて好き。
これ欧米のミネラルウォーターにはかなり珍しく軟水なんですよね。硬水になれちゃうと逆に違和感が半端ないですが。



アンティパスト。
イクラとサーモン、洋梨と海の幸。

サーモン美味しかった。
あと梨が甘いんだけどめちゃくちゃ合う。



アンティパスト盛り合わせ。燻製が多い。
どれも目移りするほど美味しい。



プリモ・ピアット。
手前が茄子とアンチョビとトマトのカラマーリ。
これぐらいのショートパスタが一番食べやすいかも。

後ろの緑のがさつまいものニョッキ。
普段あんまり食べないですが、さつまいもがこんな風に料理されるなんて不思議。
ジェノベーゼソースとも合ってます！



麦パンとフォッカチャ。
ここのフォッカチャはオリーブオイルがふんだんに使ってあり、それがカリカリに焼き上げられていて中身がふわふわ。
フォッカチャはこの店のが一番好き。おかわり何度でもしてしまいます。





友人の注文したイタリアンビール。
世界の料理に合わせて、その国のお酒をいただくって、なんだか良いですよね。



セコンド・ピアット。若鶏胸肉のコトレッタにしました。
煉瓦亭でカツレツに目覚めた僕としてはカツレツにうるさいと思うのですが、これも大好物。
鶏肉がそれほど好きじゃないにも関わらずバクバク食べてしまいます。
やっぱり美味しいなぁ。週一で通って食べたいくらい美味しい。

パリパリのを食べたい派なので、バターで食べるのは最初どうかと思ったのですが、これもいいですね！



新たまねぎ。
話の流れで食べさせてもらったのですが、苦みが全くなくフルーツのように甘い。すごいこれ。



友人の注文した仔牛フィレ肉。



ドルチェ。
家に生のデザートがあったため食べきれないと思って、最初に量は少なくていいですとお願いしたのに、このボリューム。
お腹いっぱいなのに、さらに充実してしまいます。



ドルチェの中で気になるのが、このフルーツケーキ。
ケーキを熟成させたもので、1年前に作ったものだそうです。すげえ！

生ケーキ屋さんが主流の浜松の中で熟成ケーキってあんまり食べられないと思うので、それだけでも価値がありますね。
しかしケーキも寝かせるほど美味しくなるとは…。カレーを寝かせても美味しくならないというのは科学的に証明されてた気がするけど、しかし不思議です。
香りが豊潤で、フレッシュケーキとは違った豊潤さがあります。お酒に近い感覚なんでしょうね。



マンゴーめちゃくちゃ甘くて感動するレベル。



食後にコーヒー。



あといつもの焼き菓子。
なんだか安心します。

そんな感じで、今日も美味しかった！
ごちそうさま。