ナビゲーションはグローバルナビゲーションだけじゃない

2007年06月04日 23:14

  • LINEで送る
新幹線や飛行機の中で、あなたはどうやって時間を潰す?
レストランで注文した料理がくるまでの時間は?
(目の前にいるのが可憐な女の子なら話は別だ)

「移動する間」という時間は非常につまらなく、待たされる時間というものはイライラするもの。
ページからページへの移動するナビゲーションというものは、それだけデリケートな問題を含んでいると思う。

webで慣例化されているナビゲーション構造(ユーザーインターフェース)は言うまでもなく「グローバルナビゲーション」。
最上位レベルの構造の反映(サイト全体像)と現在位置、ワンクリックでの移動可能、共通する操作方法。恩恵は充分。この手法を使っておけば、ド素人でも天才デザイナになれる、そんなかんじ。考えなくていいから楽だぜ!

ところでグローバルナビゲーション以外の手法って、みんな知ってるんでしょか。これ以外のナビゲーションの名前言える?
ほかの人から、まったく聞いたことがないんだけど・・・。

ボブ・バクスリー(Bob Baxley)は、著書「Making the Web Work: Designing Effective Web Applications」の中でナビゲーションの構造モデルに触れています。

「ハブ」「ウィザード」「ガイド」が、それ。

 ・限定された空間
 ・ユーザビリティ(初心者向きの、より自己完結型の認識性)
 ・機能の独立性
 ・目的への誘導

上記のような場合は、グローバルナビゲーションよりもハブ・アンド・スポークを利用したナビゲーションの方がいいんじゃないか? いやむしろマンセーだろ!的なことが書いてあります。ハブ・アンド・スポークに対する愛というか。

ハブ・アンド・スポークっていうのは、携帯の画面を想像してもらえば分かりやすいんだけど、あんな風に1つの画面から次の画面(スポーク)へ遷移して、そこで操作を終了し、また元の選択画面(ハブ)へ戻ってくる、というもの。
これが何故初心者向きかというと、ボタンの数という選択肢が限られているので、キャンセルしない限りユーザは目的を完結することができるというワケ。

Usermin とか、そっち系のユーザーインターフェース画面でよく見る気がする。

「ウィザード」っていうのは、スポークが複数あって選択させつつナビさせるもので、「ガイド」はハブとウィザードの混合型。Xoops のインストール画面を初めて見た時の衝撃は、「プリングルズ」のサワークリーム・アンド・オニオン味を初めて食べたときのカルチャーショックと通じるものがあるね!(逆に分かりにくい)

※「ハブアンドスポーク」って、工業デザイナだけの言葉みたい。そいえば「ドロップダウンリスト」ってシステムの人に言われて何のことかと思ったけど、あれもマイクロソフト系の開発者用語だよね(たぶん)。UIの仕様書で見た気がする。デザイナ的には「プルダウンリスト」だし。

この本「Making the Web Work: Designing Effective Web Applications」、日本語訳ないんだね。
いや、僕も読んだことないから内容知らんけど。
(聞かされたオチしか知らない)




同じカテゴリー(戦略的デザイン)の記事

このブログの新着情報を配信中!

RSSリーダーに登録することで、新着情報だけを確認することができ便利です。
上のアイコンをクリックしてご登録ください。

見るだけでは飽き足らない、あなた。あなたも小言に参加してみませんか。コメントトラックバック、ご自由にどうぞ。


入力した内容は表示されます
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
過去記事
デザイン特集
グルメ特集
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
QRコード
QRCODE
プロフィール
yasukawa
yasukawa
浜松在住クリエイター&デザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
【認知心理学、コミュニケーションデザイン、情報デザイン、UI/UX、インフォメーションアーキテクト、サイネージ(Scala)、3Dモデリング、データベースアプリ構築(FlileMaker)、Flash Script 2.0&3.0、サーバ構築(Linux)、IoTセンサー&電子工作(Arduino)
文部科学省後援情報検定 情報デザイン試験合格
日本商工会議所販売士検定試験2級合格
日本英語検定協会実用英語検定試験3級合格
デザインカレッジ 外部講師(WEBマーケティング)
日本最大級レビューメディア「zigsow」2021年ベストレビュワー